月の子２-もうひとりのかぐや姫-【カカシ、オビト夢】

4「生か死か」 ページ4

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《生か死か、選べ》

テン「！？ 何これ、幻術？」

白い光に包まれた顔の見えない女
右手には天秤。左手には斧。

《選択しろ》

テンテンに斧を振りかざす。

テン「何わけわかんないこと言ってんの？！」


忍具がお得意なのだろう。
沢山のクナイで確実に仕留める

《あああ…》

テン「フン！ こいつ自体は弱いじゃない」

光がたちまち黒い煙に変わる。

《生には生を。死には死を。判決は降りた》

煙と共に幻術は消える。。。


テン「ふーん。おまけに幻術も解けるなんて、君、相当弱ってるんじゃないの？」

『ふふ…そうみたい。殺さない程度にひと思いにやって貰おうかな…』

テン「簡単過ぎてつまんない。勝てるならいいけどさ」

また同じようにクナイを構えるテンテン。

『違う！ひと思いにって言ったでしょう』

テン「え？ なんなの？…きゃっ」

大きな氷の棘で襲う。
なんとか避けたテンテンは尻餅をつく

テン「も〜！ わかったわよ！ 手加減なしの本気で行くんだから！」

ネジ「何か変だ。テンテン！罠だ！」


巻物を開きジャンプした先でぐるぐると回す。
大量の忍具を口寄せし一斉に投げつけて来た。

それにしても多すぎる…！
本気出せとは言ったけど、まともに喰らったら死ぬ

氷の壁を作るが、体が弱っているため強度が弱い。

ザクザクザク

ナル「Aーー！！」

キバ「マジかよ…おい！あんなん喰らったらAが死んじまう！」

ハヤテ「勝負あり、ですかね」

『……』

全身から血が流れ体が冷えてくる。
やば…こりゃすぐ治癒しないと死んじゃうかも
周りがテンテンの勝利を確信した時だった。

《死には死を。執行する》

テン「また幻術？！ きゃああ゛あっ！！」

リー「テンテン！」
ネジ「！！」

何もないところでテンテンの体が切り傷刺し傷、血が吹き出る。

テン(これ…幻術じゃない…)

シカ「どうなっていやがる？ Aの傷がはじめに数撃受けた時に戻ってる」

ハヤテ「勝者、A」

ナル「え？ え？！ 何がどうなったのかわかんねーけど、やったー！」

ハヤテ「至急医療班の手配を、外傷手当と解毒両方だ」

フラ…。もう限界。視界もぼやけて見えない。

カカ「A、しっかりしろ」


わたし意識はここまでだった


＿＿＿＿
◉あとがき解説
Aが使ったのは
飛段と少し似てる能力
幻術世界で攻撃しなければ精神にダメージ。
テンテンのように攻撃すれば
Aに対する如何なる攻撃も自分に返って来る

5「裏切り者のカブト」→←3「vsテンテン」

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