42「呪印」 ページ47
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くそっ
こんな卑怯な相手、体が万全なら倒せるのに!!
音を使うということは、そろそろ間合いもヤバい!
ドス「…!」
シカ「影真似の術、成功」
いの「ふん!あんたたちばっかに、サスケくんの前でいい格好見せさせないわよ」
『シカマル、いの!…チョウジまで!』
シカ「A、まずは自分の回復をしろ。それが最良の策だ」
『ありがとう…シカマル』
パリパリ…
自分の力が弱まったせいか
ザクという男に掛けた氷も溶けてきてしまう。
シカマルは影真似、いのは心転身、チョウジは倍化の連携技。
さすが猪鹿蝶!
しかし、いのの心転身を施した相手、キンという女は簡単に仲間に裏切られ、いのと共に攻撃を受けてしまう。
ドス「おや、影真似の術も解けてしまいましたね」
シカ「チッ、お手上げだよ」
ネジ「おい、音忍とかいうマイナーな忍びが、弱い相手に何してる」
あの人は、あそこに倒れてるリーの仲間。
いや…もう彼の助けも必要ないみたい。
なんなの、この黒いチャクラは…
サク「サスケくん……!」
それはサクラも驚愕してしまうような、サスケの姿だった。
体の殆どを黒い模様が埋め尽くしている。
ドス「やはり呪印か」
サス「サクラをこんなにしたのは誰だ?」
ザク「俺だよ」
やめておいた方がいい、という時になぜこの男は前進するのか。
今のサスケは普通じゃない!
あの蛇男はなにをした?
ザクをやり込め、両腕を背の後ろで掴み、足で背を押す。
サス「この両腕が自慢らしいな」
ザク「やめろ…」
ボキボキッボキ!
ザク「ああ゛あ゛ア!!」
こんな…
こんなことを
そんな楽しそうな顔でする子じゃなかったよね?
サスケ…今のあなたは、悪魔に身を捧げて得た、同じ悪魔。
サス「次はお前ひとりだな」
そっちに行っちゃだめだよ、サスケ…
サク「やめて!」
サスケを止めにいくサクラ
でもサスケの目つきは仲間を認識してない
邪魔をする奴は殺す、そんな目でクナイをサクラに振りかざした。
ザクッ
『…ッ、ん』
ポタポタ。
サス「A…」
クナイごとサスケの手を握った。
手は貫通して、あまり力が入らないがサスケの手は止まってくれている
『相手を間違えるなんて…おかしいよ、戻ってきて、サスケ』
サスケは、やめてと涙目で訴えるサクラを見て、己がなにをしようとしていたか気づかされる。
呪印の模様が首の三つ巴に納まっていった
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作者名:赤成 | 作成日時:2019年2月25日 11時