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41「サクラの背中」 ページ46

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目が覚めると木の幹の中
サスケとナルトは眠っている
わたし顔半分は包帯に巻かれ、恐らくサクラだろう。

サクラはどこ?
まさか、一人で!

くっ、意識は戻ってもまだ体に神経が戻らない
やっとのこと首の角度を変え見えたものは

自らの桃色の髪を
大事そうに伸ばしていた髪を切り落とすサクラの姿

わたしの知ってるサクラとは違った。
後ろ姿でも伝わってくる彼女の決意。

変わり身を使い的の攻撃をうまく躱し、
更に変わり身、そしてまた変わり身
……と思わせて捨て身の攻撃。

勇敢な戦いだった。
でも、サクラじゃ勝てない…

音の額当てをした男にずっと殴られている。
ひどい、あんなに頭から血が出てるのに躊躇いもなく殴り続けるなんて。

指先から少しずつ体の感覚が戻ってくる。
早く、助けに行かなきゃ。もうサクラには手が残っていない!


『サ…サクラッ』

ザク「あ? あの包帯の女、目覚めたぞ」

サク「A!? 生きてた…良かった…」

サクラは涙を浮かべる
敵は気を引かせ、殴る手を止めた


『今、助けに行くからね』

なんとか、片膝つきながらも上体を起こせた。もう少し時間があればいける。


ザク「そんな状態でカッコつけたこと言ってんじゃねーよ。俺を舐めてんのか?」

殴っていた手はクナイを持った。

ドス「おいザク! 俺らの目的は…」

ザク「ハッ、そんなもの、俺らには今更だろ?」


サクラの頭目掛け、クナイを振りかざす
5秒あれば…


白輪眼!
チッチッチチチ…
時は止まった。ここは私だけが動ける世界


サク(攻撃が来ない?!)
ザク「?!」
ドス「早い?!見えなかった」


『助けに来たよ。サクラ』

サク「A、その眼…」

氷でザクの手足を凍らせた。

ザク「こんなんで、捉えたつもりかよ」

『その腕、今は使わない方がいいよ』

ザク「あ? うっうわああ゛アア!!」

『中まで凍ってるから、圧力が逆流しちゃう。……?!』

頭に鋭い痛み。

サク「A、まだ動いたら危険よ」


致命傷を負ったのは脳だ。
せっかく生き返っても、治療を先延ばしにしたらまた死ぬかもしれない。

『でも…んっ』


シカ「まずい、Aも深手を負ってここまでだぞ…どうする?」

いの「どうするもなにも…」

ドス「その様子じゃあ、これ以上戦えそうにもないですね。では、始末させてもらいましょう!」

サク「あいつの能力は音で鼓膜を狙って来るわ!」


『ナイス情報! こっちにも手があ……ぐぅっ!!』

ドス「もらい」

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作者名:赤成 | 作成日時:2019年2月25日 11時

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