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27「恋バナ」 ページ32

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あれから簡単な任務が続いた。
帰るのも早い。

カカ「はい、かいさーん」

ナルトは次こそはすごい任務したいとかなんとか言いながら帰って行く。
サスケもさっさと帰る。


『ねぇサクラ、ちょっと相談があるんだけどいいかな?』

サク「いいわよ。なに?」

『ちょっと場所変えたい…』

サク「?」



この相談ごととは
人に聞かれたくない内容なのだ。

場所は甘味処の個室。
リラックスして女子トークができる環境


サク「んー! やっぱここのぱふぇ最高ねー!そういえば相談ごとって?」

『実は今、気になる人がいて…』

サク「えー! 好きな人できた?!」

待ってサクラ、気が早いよ


『わからない、恋なんてしたことないし。サクラは恋してる時、どんな感じなの?』


サク「わたしの場合は、こう、好きな人のこと思うと胸がドキドキして…ハァ」

完全に早くも妄想モードに突入しはじめるサクラ。

『うん、ドキドキはするかも。他には?』

サク「他にはぁ、付き合いたいなあって想像したり」


『どうして好きだと付き合いたくなるの?』

サク「どうしてって、決まってるでしょ? 好きだ…(イケボ)って言われたり、手繋いだりしたいじゃない」

『手は繋いだかも…』

サク「きゃー! 絶対その人Aのこと好きだよー」

『そ、そうかなあ? 恥ずかしいな』

サク「手繋いだら、次は抱きしめられて…」

『あ、抱きしめられた…』

サク「はぁ? もうデキてるじゃないアンタたち。ただのノロケ?」


え? なんか怒ってる…!


サク「じゃあもうキスとかしちゃうんじゃない?」


『キス…』


カカシ先生とキス?


『ないないない! 絶対ない! 嫌だそんな12歳とそんなことする先生なんか』

サク「先生?」


あ、しまった。相手は伏せるつもりだったのに


サク「え、A。まさかカカシ先生のことす…」


『好きじゃない! 全然そんなことなかった! サクラに相談して良かった。これで目が覚めたわ』

サク「そ、そうよね。びっくりしたじゃないもー」


はははーと笑いで締めくくる。


??「お前らこんなところにいたのね」


狭い個室、わたしの隣にぴったりくっついてこっちを見るのは、噂をすればのカカシ先生

カカ「探したんだぞ」


顔が近くて、キスの話を思い出してしまう

『きゃーーー!』

カカ「イテっ、なんで急に殴るのよ」

サク(カカシ先生タイミング悪いわあ)



カカ(心開いてくれたと思ったら嫌われちゃったかな俺…とほほ)

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作者名:赤成 | 作成日時:2019年2月25日 11時

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