17「橋の上の戦い」 ページ22
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チュンチュン・・
『ん…』
なにかひっついてる?
イナ「んんー」
ああ、そっか。昨晩イナリくんとお話して
そのまま泣き止むまでと言って、一緒に布団に入ったんだっけ
カカ「あらら、やさしいAになついちゃったみたいね」
『しー』
起こさないようにゆっくり布団から出た。
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カカ「それじゃ、いってきます。ナルトは修行で疲れ切ってるから、今日は家で休ませてやってください」
起きないナルトを置いて
タズナさんに付き添って建設中の橋へ向かう。
タズ「なんじゃあ?!これは!」
建設員の男たちが橋の上で倒れている。
濃い霧に包まれる
これは、ザブザの霧隠れの術
カカ「やはりな、お面もグルか」
ザブザと並ぶお面の少年。
名は白というらしい
みんなでタズナさんを守る体勢に入る。
ザブザの水分身が狙っている
サスケが震えている…
それをザブザが煽ると
サス「武者震いだ」
カカ「やれ、サスケ」
無駄のない動きで水分身をやっつけてしまう。
すごい、以前よりも成長してる!
白は戦いがいのありそうなサスケに目をつけた。
お互いやり合いたい、と意思が合致。
勝負し始める。
速さでサスケが勝っている、そう見えたが
白「魔鏡氷晶」
白はサスケを、半球型に並べた氷の鏡で取り囲んだ。
サス「うあ゛あ゛あ゛ぁぁ!!」
サク「サスケくん!」
サスケの悲痛な叫び
外から見たところ、全鏡に白が写り全方向から千本が投げられている。
なんなのあの術は…
カカ「あの子もまさか、血継限界」
ザブ「ああ、そこの娘。Aとかいったか? お前と同じタイプのな。お前らは遠い親戚かもしれないなァ」
氷遁使いの血継限界、同じはずなのに全く使い方が違う!
サク「サスケくん受け取って!」
攻撃を受け続けるサスケに
アシストしようとクナイを投げるも
入り口で捉えられてしまう。
ザブ「あの術からは逃れられない。あいつとお前らガキとの違いは、本当に人を殺したことがあるかどうかだ」
これが、忍びの本当の戦い…
サスケを助け出せない…絶望に落ちる私たち。
カカ「A、サクラ。今はサスケに任せるしかない、タズナさんを守れ」
『……』
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作者名:赤成 | 作成日時:2019年2月25日 11時