15「木登り修行」 ページ20
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『先生、もう動いて大丈夫なんですか？』
カカ「ああAのおかげで少しは動けるようになったよ、ありがとう。さて、修行のために森に集まって貰ったワケだが」
ナル「なにすんの？なにすんの？？」
カカ「チャクラコントロールの修行」
ナル「？」
この修行の目的は
チャクラコントロール。
術にはチャクラを使うが、身体エネルギーと精神エネルギーの調合具合で術は発動する。
特にナルトはチャクラを無駄に使いすぎている。
そのコントロールが戦闘で鍵を握る１つだと言う。
ナル「どうやったらいいの？」
カカ「木登りだ。それも、手を使わないな」
一同「？？？」
ま、見てな。
と木へ歩いて向かう先生。
木に対して垂直に歩き、さらにはコウモリのように逆さまに。
ひとまずチャレンジだ。
みんな一斉に木に向かう。
ナルトは全く足に着かず落下
サスケは数歩
わたしは15歩。医療忍術はコントロールが重要で、これは得意だと思ったのに……
足にチャクラを集中させるのは難しい
そしてサクラは…高いところで余裕の表情を浮かべていた。
サクラが1番なんて、以外というか。
それぞれ得意があるんだなあ。
サクラとカカシはタズナさんの家に帰り
残りの3人は修行のつづき。
もうそろそろ日が暮れそうだ…。
ナルトもサスケも少し成長したが、超えられない壁にぶつかっているようだった。
夕日と反対の空では月が明るい。
満月も近いかな。
『……よし、いいかんじ』
サス「？」
充分な助走
木に足をつけ、一気に駆け登る。
『この木、こんなに高かったんだ』
すごい、やっぱりわたしは月を見ると急に力が湧いてくる。木登りのコツも簡単にわかった。
ナル「えー？！ どこまで登っちゃったんだってばよ？！」
サス「なんだと！？」
てっぺんまで登った。
月がよく見える。素敵だ。
『うぅっ』
そのとき突然、目の奥がうずいた。
『え……なに、これ』
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作者名：赤成 | 作成日時：2019年2月25日 11時
