３年Ａ組今から皆さんは、人質です (ページ7)

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５話ページ7

柊「これからみんなにチャンスを与えよう。なぜ景山澪奈は死んでしまったのか。その理由を夜の８時までに導き出せたらみんなをここから解放してあげよう。ただし、回答は一度だけ。不正解の場合誰か一人死んでもらう。」

『は…？』

真壁「何言ってんだよ」
宇佐美「冗談でしょ？」

柊「本気だよだってお前らそれぐらいやんなきゃ真面目に取り組まないだろ。なぁ？…あそうだ。じゃあその回答する生徒を一人決めておこうか。」

当てられるのが怖かった。
一瞬先生と目が合ったような気がしたけどすぐにそらされ

柊「じゃあ茅野。学級委員だしちょうどいいだろ」

茅野「ちょうどいいって何がですか？全然ちょうどよくないです！嫌です絶対嫌！」

柊「じゃあギブアップする？その場合誰か一人死んじゃうけど」

そんな… こんなのおかしいよ

甲斐「ふざけんじゃねぇ！こんな茶番付き合ってられるか！」

隼人は椅子を窓に向かって思い切り投げつけた。
だけど窓はヒビすら入っておらず、椅子が跳ね返ってきた。

柊「その窓は強化ガラスだから割れないよ。ふざけてないし茶番でもない。俺はこの半年間この日のためだけに過ごしてきたんだからな。」

そう言って怪しげに笑う先生
この日のためだけにってどういうこと？気になることが多すぎるよ先生

柊「それじゃあみんなには話し合ってもらおうか。俺は美術室にいるから。」

逢沢「先生！もし景山のじさつした原因がこのクラスの誰かだったら、そいつはどうなるんですか？」

柊「そうだな…それなりの裁きは受けてもらうかな
Let's think」

そう言って教室から出ていった。さくらは先生を追いかけて行ったけど私はそれどころじゃなかった。

･

茅野「どうして私なんですか」

柊「茅野と白波と景山は友達だったよな？」

茅野「私なんか友達じゃありません。Aの方が澪奈と仲良かったし、じさつするちょっと前に手紙もらって。そこにも書いてありました。」

柊「なんで手紙だったんだろうな。…いや、今どき珍しいなと思って。とにかく他の誰でもないお前が答えるんだ。」