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2話 ページ4

沈黙を破ったのは逢沢くんだった。

逢沢「人質って どういうことですか?」

柊「俺の目的が達成するまで、皆にはこの教室に
いてもらう。」

え、どういうこと??海斗くんも皆も笑って
私もみんなに合わせて笑う。

宇佐美「ブッキーすべっちゃったね〜」

水越「卒業式前だから浮かれちゃったんだよね?
いいよいいよ、そういうブッキー嫌いじゃないよ!」

なんて涼音が頬杖をついて可愛く言う。

諏訪「ねぇもしかしてさぁ 卒業に関わる重要なことってこれ?このために全員出席するよう呼びかけたの?」

柊「そうだよ。卒業する前に みんなと一緒にぜひ
解決しておきたいことがあって。」

解決したいことってなんだろう

石倉「んだよこんなことなら家で寝ときゃよかった」

甲斐「アホらし 帰るぞ」

そう言って席をたち後ろのドアに向かった。
てか今来たとこじゃん!
…あれ、そういえば後ろのドアあかないんじゃ、

柊「扉は開かないよ。特殊な鍵をかけたから。」

先生、そんなに理解し難いことばっかり言うと
隼人が怒っちゃうよ。

甲斐「さっきから訳わかんねえことばっか言いやがって」

ほら。もう、止めるのたいへんなんだから。

『はやとっ、!』

私の言葉を無視して先生の胸ぐらを掴んだ。

甲斐「さっさとドアあけろ!!」

ドンッ

と鈍い音がすると隼人が先生に片手で抑えられてて。
先生は隼人が持っていた小型ナイフを取り上げた。

柊「こんな物騒なもん持って来ちゃダメだろ没収だ」

須永くんたちも顔を見合わせて先生に向かっていくけど全く歯が立たなくて。

宇佐美「ブッキーって雑魚キャラじゃなかったんだ…」

香帆の言葉にほとんど、いや全員が共感したと思う。

柊「こう見えても昔はアクション俳優を目指して
いたんだ」

甲斐「調子乗ってんじゃねえ!」

柊「調子に乗ってるのはお前の方だろ」

そう言って先生は隼人に馬乗りになってナイフを
顔の横に振り落とした。

『はやと!!』

止めに行こうとしたけど海斗くんに腕を掴まれた。

怖くてぎゅっと目を瞑った。

柊「うーん どうやらまだ状況を飲み込めていないようだな。…なら これでどうだ」


先生が時計を触った瞬間
爆発音とともに教室が大きく揺れた。

海斗くんが咄嗟に私を包み込んで守ってくれた。

柊「ロックを解除した。廊下に出られるよ」

皆が廊下に出ていく中、恐怖と未だに状況をよく理解
出来ずに座り込んでいると海斗くんが優しく手を
握って立たせてくれた。

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作者名:あゆり | 作成日時:2021年9月18日 8時

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