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【第六話】 ページ9

「ただいま戻りました〜。」


「戻りやした〜。」


真選組の門をくぐれば、

畏まった(かしこまった)隊士達に迎えられる。


おかえりなさい、お疲れ様ですと声が飛ぶ。


時計を一瞥し自室に向かうA。


時刻は15時頃を指していた。


「じゃあ俺は次の任務で出なきゃなんねぇんで。

また後でな。」


「今日まだあるんですか?」


「そうなんでさァ。

まあ夕飯までには戻る予定だから大人しく待ってろィ。」


「分かりました。」


自室へと戻り、

報告書、そして隣に厚く積まれた始末書の山を見る。


はぁ、と深めにため息をつきつつ、渋々書類に向き合う。


報告書はともかく、

始末書は大方私ではなく総悟さんのものだ。


「つーぎー。これはー…」


2週間前の報告書。


この日は始末書4枚の特大おまけ付きだ。


総悟さんの命令違反に単独行動、街中でのバズーカ使用。


私も総悟さんと同じく単独行動。


2人合わせて4枚の始末書を錬成してしまった。


この日、桂の目撃情報が入り一番隊が現場に向かっていた。


土方さんも近藤さんも突然の片栗虎のとっつぁんからの呼び出しで外出。


実質あの日の司令塔は総悟さんと私だった。


そこになんとも美味しい情報が入り思わず体が動いたのだ。


結局情報自体誤ったものだったのだが、

撤退時にまさかのご本人登場。


そこで総悟さんのバズーカが火を噴いたという訳だ。


騒ぎを聞きつけ慌てて戻ってきた近藤さんと土方さんにこっ酷く怒られ、


総悟さんは緊急時を除きバズーカ使用禁止、


私は4枚の始末書を獲得したのであった。


毎度のことだが、特に反省をしていない私にとって始末書は天敵なのだ。


「あっ…。」



✳︎

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設定タグ:銀魂 , 真選組 , 沖田総悟   
作品ジャンル:アニメ
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やま - 次の話が気になります!!更新頑張って下さいね (2022年10月13日 17時) (レス) @page40 id: 0e3bc286c0 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ☆さん» ありがとうございます!嬉しくて何度も読み返してしまいました笑ゆっくり更新していくので気分転換がてら読んでもらえたら嬉しいです☺︎ぜひまたコメントお願いします♡ (2022年9月4日 10時) (レス) id: 496eb1da56 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても好きです。21話の夢主ちゃんの言葉が、単純で、重くて、強くて、読んでいて圧倒されました。更新の度にわくわくしながら読ませてもらってます🙇‍♀️無理はなさらず、頑張ってください💖 (2022年9月1日 20時) (レス) @page25 id: f76d03d4ec (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - まつたけさん» ありがとうございます!最近一段と亀更新ですが楽しんで貰えると嬉しいです!またぜひコメントお待ちしてます☺︎ (2022年8月31日 13時) (レス) @page24 id: 496eb1da56 (このIDを非表示/違反報告)
まつたけ - この小説すごく好きです。 (2022年8月15日 19時) (レス) @page22 id: 796715c198 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:威杜 | 作成日時:2022年6月18日 2時

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