【第十話】 ページ14
珍しくも先に折れたのはAの方だった。
「はぁ〜、今日月曜日なんで21時からドラマ観ますけど。」
「21時だと？中途半端な時間に放送しやがって…
お前それ録画しとけ。20時から時間空けろ。」
「なんで土方さんなんかの為に時間作らないとならないんだよ！」
録画機能無いし！と文句を垂れる。
「俺が録画しといてやる。」
奇妙なまでに落ち着き払った土方からは
一歩も譲らないという確固たる意思が滲み出ている。
淡々と物を述べる土方
対して
どうしても行きたく無いと息巻くA
この2人の対比が鮮やかなコントラストの様である。
普段とは逆の立場
このあまりにも奇妙な構図は
他の隊士達が居ようものなら、一瞬にして屯所内での話題となるだろう。
「そもそもそんな時間からどこ行くんですか。任務でも無しに。」
「大丈夫だ、俺がいれば問題ない。」
真選組屯所には意外にも門限が設けられている。
22時より
夜間任務を除き、隊士の屯所出入りを禁ず。
どうしても外出が必要な時には副長以上の許可が必要となる。
なんとも大人の集団とは思えぬ、学生寮のようなシステムだ。
隊の規律を守るためという名目の
��20時、屯所の門で待つ��
そう言い捨て土方は自室に戻っていった。
✴︎
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やま - 次の話が気になります！！更新頑張って下さいね (2022年10月13日 17時) (
レス) @page40 id: 0e3bc286c0 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ☆さん» ありがとうございます！嬉しくて何度も読み返してしまいました笑ゆっくり更新していくので気分転換がてら読んでもらえたら嬉しいです☺︎ぜひまたコメントお願いします♡ (2022年9月4日 10時) (レス) id: 496eb1da56 (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - とっても好きです。２１話の夢主ちゃんの言葉が、単純で、重くて、強くて、読んでいて圧倒されました。更新の度にわくわくしながら読ませてもらってます🙇♀️無理はなさらず、頑張ってください💖 (2022年9月1日 20時) (レス) @page25 id: f76d03d4ec (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - まつたけさん» ありがとうございます！最近一段と亀更新ですが楽しんで貰えると嬉しいです！またぜひコメントお待ちしてます☺︎ (2022年8月31日 13時) (レス) @page24 id: 496eb1da56 (このIDを非表示/違反報告)
まつたけ - この小説すごく好きです。 (2022年8月15日 19時) (レス) @page22 id: 796715c198 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：威杜 | 作成日時：2022年6月18日 2時
