最古参リスナーは＿＿＿＿＿ 3【歌い手】【Eve】

僕の ページ20

E｢玲ちゃん、ひさしぶり｣

『えっと、お久しぶりです』

E｢､､､今日はありがとね
わざわざ奏くんに内緒で来てくれて｣

､､､そう、今日は奏に内緒で伊吹さんに会いに来た

あの日、奏が買い物に出かけた後
奏のパソコンから伊吹さんに連絡をとった

それで今日、こっそり抜け出して来てここにいる

きっとバレたらまたお仕置される

それでも知りたいと思ってしまったから

G｢なあ玲ちゃん、俺のことも覚えてへんのかな｣

今私の目の前には伊吹さんとあとふたり､､､

確か金城さんと明暗さんいう方がいる

金城さんは私のお兄さんのような人、らしい

『､､､ごめんなさい』

め｢俺のことも､､､？｣

明暗さんはお仕事仲間らしい

こんなに悲しそうに訊ねる人のこと
何も覚えてないなんて、申し訳ないな

『はい』

G｢､､､とりあえずなんか注文しよか
俺が奢ったるわ｣

『ありがとう、ございます』

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G｢あ、そうや
これ玲ちゃんに渡しとくな｣

『？』

G｢玲ちゃんのスマホやで
落としていったみたいやねん｣

め｢LINEとかTwitterとか
多分いっぱい来てると思うよ｣

『あの、』

E｢どうしたの？｣

『このななって、私ですか？』

E｢そうだよ
ずっとその名前で僕のこと応援してくれてたし
最近は自分でも活動してたよね｣

『かつ、どう？』

G｢俺ら歌い手っていう活動してんねん
ネット上に歌のカバー動画とかあげたりしとって
玲ちゃんも一緒にやってたんやで？｣

『歌い手､､､』

また頭が､､､痛い､､､

め｢玲ちゃん？どうしたの？｣

E｢また頭痛くなっちゃった？ 無理に
思い出そうとしなくていいから落ち着いて、ね？｣

G｢ほら1回水飲みや？｣

『､､､もう大丈夫です
ご迷惑おかけしてすみません』

G｢全然迷惑なんかやないで？
むしろ思い出そうとしてくれててんから嬉しいで｣

め｢あ、質問とかあったらなんでも聞いてね？
俺らの答えられる範囲でなんでも答えるから！｣

『､､､あ、じゃあひとついいですか？』

め｢なんでもいいよ！｣

『､､､私と奏って、どんな関係(本当に恋人)なんですか』

G｢､､､｣

『最近思ったんです
奏はずっと何かを隠してて、
私に嘘をついてるんじゃないかって

それに、奏の愛情表現がなんというか、
怖く感じることがあって』

E｢､､､玲ちゃんは、僕の恋人だよ｣

め｢、え？｣

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