. ページ47
.
そのあとはすぐに一学期の終業式だ。
しかし、彼らにはやるべきことが残っている。
寺坂「 おーおー。やっと来たぜ、生徒会長サマがよ 」
体育館への通路を塞ぐように立った寺坂組。
それを一瞬見た浅野は、
何事もなかったかのように通り過ぎようとした。
浅野「 ⋯なんの用かな。
式の準備でE組にかまう暇なんてないけど 」
寺坂「 お〜、待て待て。
なんか忘れてんじゃねーのか? 」
寺坂がニヤつきながらそう聞くと、ぷいっと顔を背けた。
しかし、目の前にはE組全員集合しており、
五英傑に逃げ場などない。
『 浅野くん、賭けてましたよね?
勝った方が要求できる、と 』
磯貝「 要求はさっきAに
メールで送信してもらったけど、
あれでかまわないよな? 」
寺坂「 まさか⋯今さら冗談とか言わねーよなァ?
なんならよ、5教科ん中に家庭科とか
入れてやってもいーぜ?
それでも勝つけどよォ 」
寺坂組とAたちが
自慢げに顎を突き出してそう言うと、
5人ともが苦虫を噛み潰したような顔になった。
浅野「 ⋯A 」
『 へ? 』
急にAに近づいた浅野は
ぐいっと彼女の腕を引っ張った。
その反動でAが浅野の胸の中に飛び込み、
周りの生徒からは歓声が上がる。
浅野「 戻ってこい、
彼は懇願するような目をしていた。
「 おい、浅野 」
そう声を上げたのは他でもない、
Aの
伊黒「
気安く触ってくれるな 」
伊黒は凄まじい力で浅野からAを解放し、
そのまま抱きしめる。
獪岳は獪岳で、浅野に殴りかかろうとしていたため、
前原と磯貝と業に取り押さえられていた。
浅野「 ⋯そうですか 」
女子たちの歓声が一通り
終業式は始まった。
「 えー、夏休みって言ってもー、怠けずに!
えぇぇ⋯んんっ⋯えー、
E組のようには〜、ならないように⋯ 」
校長の話でのいつものE組いじりもウケが悪い。
それはエンドのE組がトップ争いをしたからだ。
今日この場に殺せんせーはいないが、
彼らはちゃんと前を向いて立っていられた。
.
466人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KAINkun - あの…イトナ君の触手は頭からですよ。茅野は首であってますけど… (2020年11月14日 19時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
みやび - 爆豪くんみたいな台詞があってちょっと嬉しかったですwこの小説めっちゃ好きです!これからも頑張ってください!! (2020年4月4日 15時) (レス) id: 195448bd53 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - あっ神なんですね。わかります。(`・ω・´)好きです!これからも頑張ってください。 (2020年3月31日 18時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇおれ - 面白いです更新頑張ってください! (2020年3月21日 12時) (レス) id: 675d13869e (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き(プロフ) - 面白いので頑張ってもらいたいとおおおおおお思いまーす!(面白いのでこれからも頑張ってください!) (2020年3月18日 9時) (レス) id: e9bd1f6a74 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月29日 6時