鬼殺しながら先生殺します。《弐》

. ページ48

.




殺「 1人1冊です 」




教室に戻って配られたのは恒例アコーディオンだ。


生徒たちは本物のアコーディオンのように広げて

ジト目でそれを見る。




『 修学旅行の時も思ってたんですけど、

持って帰るの大変ですし、何より恥ずかしいですよね 』


業「 デカいし、重いし、目立つし 」


獪岳「 最悪の三拍子だな 」




そんなことを後ろ3人が愚痴っていると、

速水にしおりを渡した殺せんせーが口を開いた。




殺「 これでも足りないくらいです。

夏の誘惑には枚挙に暇(いとま)がありませんから 」




全員に配り終えた殺せんせーは

教卓に触手をそっと置く。




殺「 さて⋯。夏休みに入るわけですが、

みなさんにはメインイベントがありますねぇ 」


中村「 あぁ、賭けで奪ったこれのことね？ 」


殺「 本来は成績優秀クラス⋯

つまり、A組に与えられるはずだった特典ですが⋯

今回の期末はトップ50のほとんどを

A組とE組が独占している⋯。

君たちにだってもらう資格は十分にあります 」




「 夏休み、椚ヶ丘中学校 特別夏期講習

沖縄リゾート 二泊三日ァァ！！！ 」




.




派手おい、伊黒!!

派手お前ら派手に遊んでくる権利もらったんだろ!!

派手御館様から!!

蛇のやつあぁ

A沖縄の鬼は全て殲滅しているので、何もしなくていいと言われました

A一応むいくんと獪岳と小芭内が行く予定ですよ

カス俺だって行きたい!!!!

カスなんで兄貴だけ!!!!

カスアイツもう立派に成人する頃だぞ!!!

鬼は年取らねぇんだよ

カス成長しろよ!!!!

A善逸はそう思ってたんですね

カスあ

傷野郎wwwwwwwww

蟲柱怒らせてしまいましたね、善逸くん

はっ、ざまぁみやがれ

カスキィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!

デコ落ち着け、善逸

猪頭そうだぞもんいつ

竈門禰豆子そうですよ、善逸さん!

嫌われ者俺は嫌われていない

傷野郎帰れ




.

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す