鬼殺しながら先生殺します。

.復学の時間 ページ4

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しのぶ「 学校へは⋯

まぁ、止めても行きますよね 」


『 もちろんです。骨折もしていない体で

休むなんて烏滸(おこ)がましいですもの 』


しのぶ「 くれぐれも

無理はしないようにしてくださいね 」


『 はい 』




任務が終わり、蝶屋敷で手当をしてもらったAは、

携帯をチラチラと見ながら走っていた。



現在時刻 10時半。


走っていけば、その場から10分ほどで学校に着くが、

先刻 蟲柱の胡蝶しのぶから

厳重注意を呼びかけられたため、

小走りで学校へ向かった。


25分ほどで着いたそこには懐かしい人物がおり、

気配を消してそっと背後から近づいた。




「 っ、⋯びっくりしたぁ 」


『 ふふっ、ごめんなさいね 』




赤羽業。今日から復学するAの親友だ。


自由気ままな彼はある意味Aに似ており、

あっという間に意気投合したのはもう2年前の話である。




『 イチゴ煮オレください 』


業「 ん、全部あげる 」


『 ありがとうございます 』



業が持っていた煮オレを

Aはちゅうちゅうと吸い上げ始める。


チャイムが鳴ると同時に業は彼女を手を引き、

グラウンドへと続く階段上に立った。




業「 よぉ、渚くん。久しぶり 」


渚「 ⋯業くん、帰ってきたんだ 」




悪い意味で2人の距離は遠く、

Aは状況を察して業から距離を取った。


そして、業は階段をスタスタと降りていく。




業「 へぇ〜！ あれが噂の殺せんせー？

すっげ、ほんとにタコみたいだ 」




殺せんせーの前まで来た業は

Aにこっそりと合図を出した。


それに従い、Aは渋々彼の元へ移動する。




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