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殺「 ん〜⋯もうそろそろ来るはずなんですけどねぇ⋯ 」
朝のHRにて、転入生である時透無一郎が来ず、
E組の生徒は待機を余儀なくされていた。
そろそろ電話をかけてやろうかと
Aが携帯を取り出したところで、
教室のドアが開いた。
御館様「 遅れてすまないね、殺せんせー 」
御館様が教室に入ってきた瞬間、
Aは1番後ろから最前までほぼ瞬間移動で走り、
ザッと片膝をついた。
その横では同じように無一郎が
『
心より感謝申し上げます。
お身体の方は大丈夫でしょうか 』
御館様「 ありがとう、A。
もうすっかり治っているよ 」
『 よかったです 』
御館様「 Aは下がって大丈夫だよ。
級友も困惑しているしね 」
『 御意 』
御館様の指示通りAは席に戻り、
御館様の言うことに耳を傾けた。
御館様「 無一郎、自己紹介をしなさい 」
無一郎「 御意 」
そう言って御館様は教室を出た。
Aはお見送りをしたかったが、
指示に背くわけにもいかず、席に留まった。
無一郎「 鬼殺隊、霞柱、時透無一郎 」
それだけ言って、殺せんせーに席を聞いた。
どうやらAの横らしく、
心做しか彼の口角は上がっている。
殺「 では、HRを終わります。
みなさん、仲良くしてくださいね 」
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無一郎「 A〜 」
『 なんですか? 』
無一郎「 本気見せたことある? 」
『 ん〜、⋯ないですね 』
無一郎「 なら、手合わせしたい。
木刀なら持ってきてるから 」
『 分かりました 』
むいくんの提案で手合わせをすることになった。
烏間先生に聞くと、
皆の成長のために特別に許可すると言ってもらえた。
烏間「 ⋯準備はいいか? 」
『 はい 』「 うん 」
烏間「 ⋯⋯始め!! 」
烏間先生の合図とともに動き出す。
むいくんと私だと私の方が力が強い。
だから、正面突破ではなく、騙しをかけてきた。
『 まだ動きが遅いですね。⋯スキあり 』
一瞬の隙を見逃さず、お腹に木刀を入れる。
烏間先生の声でむいくんは息を整える。
『 あと、肺活量ですかね。
こればかりは常中をやっている期間の差が結構あるので、
仕方ないような気もしますけど 』
無一郎「 ⋯うんっ、頑張る 」
その日はどうしたらそうなれるか
という質問攻めだった。
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レイン様(プロフ) - おばみつじゃない新しい設定ですねぇ (2020年8月19日 11時) (レス) id: 6e6e0a8455 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - カブトムシおはぎ柱wwwこれからも頑張ってください。 (2020年3月31日 17時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
澄葉流(プロフ) - ちょー面白いです!!!これからも更新頑張ってください!!! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 73c9d55ae5 (このIDを非表示/違反報告)
なー - えっ…面白すぎない?続き、楽しみに待っております (2020年2月20日 21時) (レス) id: 0ed445bc17 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - めっちゃ好みです!これからも頑張ってください!応援してます。 (2020年2月19日 21時) (レス) id: f4a774456e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ岡義勇 | 作成日時:2020年2月17日 16時