鬼殺しながら先生殺します。

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Aは教壇を降り、まず渚に近づいた。




『 少し血を出させてもらっても？ 』


渚「 え⋯ 」


『 痛いですが、私の血を垂らせば治ります。

いいでしょうか？ 』


渚「 ⋯うん 」




Aはなるべく痛くならないように渚の血を出して、

そこをまじまじと見た。


そして、自分の血を傷口に垂らす。



次に向かったのは業の席だった。


業も同じように血を出させ、その後に傷を治した。




『 ⋯予想通り、稀血です。

稀血というのは珍しい血のことで、

普通の人間の血の何倍も栄養価があります。

そして、あなた方2人はその中でも

かなり価値のある稀血の持ち主のようで、

その臭いに誘われて鬼がやってきているようですね 』


炭治郎「 ⋯A、行ってくる 」


『 あぁ、やはり来ましたか。

あとはやっておきますので、3人はやってきてください 』




炭治郎たちは鬼を感知したため、

そのまま校舎を出ていった。


それを見送り、Aは話を再開する。




『 改めまして、私たち鬼殺隊は3年E組を守ります 』



『 そして、鬼殺隊 虹柱の名において、

あなた(殺せんせー)を殺します 』




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ここで、大正コソコソ噂話！



『 私は制服の上から前世での羽織を着ています 』


錆兎「 俺と同じ白い無地だ 」


冨岡「 俺は(錆兎が羨ましい。

ぜひとも俺と同じ羽織を着て)ほしい 」


真菰「 義勇、私たちには伝わっても、

ほかの人には伝わらないよ 」


炭治郎「 Aの羽織って綺麗だな⋯ 」


不死川「 なんだこれ？ なんの刺繍だァ？ 」


『 今まで私がお世話になった方を連想させる柄です。

これが錆兎で、これが真菰。そして、これはカナエです 』


しのぶ「 以前Aは“亡くなった人だ”

と仰っていましたが⋯？ 」


カナエ「 しのぶ、それは言わない約束よ 」


獪岳「 はっ、俺は？ 」


『 獪岳もここにありますよ 』


善逸「 クソ兄貴⋯！！！！ 」


『 うるさいので、ここまでにしましょう。

⋯あら、小芭内も拗ねてるんですか？

一応裏面に鏑丸を縫いつけているのですが 』


伊黒「 俺は拗ねていない 」


宇髄「 冨岡みてぇなこと言ってんな！！ 」




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