七十話 逞しく ページ25
「なんで急に呼び止めたんだァ?」
「太刀川がお前みたいな逞しい身体になりてぇんだとよ。」
「あ"ァ?……ァ……まぁ、別に鍛えてやっても良いけどよ……」
「俺実弥のそういう素直な所嫌いじゃないよ」
逞しいと言われてあからさまに照れ始める親友は見てて微笑ましい。
「腹筋とか走ったりとか訓練は毎日してんのになぁ……」
「Aの場合は筋肉以前に痩せてんだ。肉食え肉。」
「肉かぁ…まぁ、祓えば食えるか。」
祓うの面倒臭いからあんまり食べてなかったけど頑張って食うか
「そもそも着痩せするのが問題なんだろ。不死川みてぇに胸元開けたらどうだ?」
「いや、俺の場合は駄目だ。どうせしたところでもしかしてボタン閉め忘れたのかな?とかだらしなくない?とか隣を歩く実弥の大胸筋と比べられて鼻で笑われるだけだ。」
「A……」
「安心しろ太刀川。そんなこと面と向かって言ってくるの伊黒くらいだから」
「一番口の攻撃力の強い奴が言ってくるんじゃねぇか」
目元を抑える実弥に肩をポンっと叩かれる。今はその優しさが辛いよ
「正直俺は太刀川はこのままで良いと思うんだけどな。だってデブよりは痩せてる方が全然良いだろ」
「そうだ。Aは十分EXILEだ。全然決まってんぞ」
「別にEXILEになりたいわけじゃないんだけど」
すると唐突に悪ノリしだす二人
「A!かっこいいぞ。めちゃくちゃイケメン!」
「きゃー太刀川!!かっこいい!ウインクしてぇ(裏声)」
キャッキャしだす二人はウインクしろとうるさいのでしぶしぶする。
「ほら、ウインクしたぞ」
「やばい、妊娠した。」
「するわけねぇだろ!おい、実弥!このゴリラの暴走止めろ」
「オラァ、宇髄。ヒッヒッフーで呼吸しろ」
「駄目だ。こっちのゴリラも暴走してた」
まじで妊婦の呼吸法をしだす宇髄とその背中を摩る実弥。
お前ら全国の頑張ってるお母さん方に謝れ!
「う"っ派手に生まれる!」
「やめろやめろ。
「A、やっぱ前開けてみろォ。着痩せしてるだけだぞお前は。」
「今言う!?」
そして仕方なく前を開ければ騒ぎ出す二人。
そしてタイミングの悪いことに伊黒が不法侵入してきた。
「なんだ太刀川その姿は。ボタン閉め忘れてるぞ、だらしない奴だな………フッ、不死川と並ぶともやし度が増すな。」
「すげぇフルコンボだ。」
しばらく三人とは距離を置くことにした
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まよー - もう神作品です、夜中に笑い転げました (7月13日 1時) (レス) @page22 id: 4ebe815f43 (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主のツッコミで笑いすぎて死にそうwww (2021年10月16日 0時) (レス) @page14 id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
12777ef7a7fv5w2(プロフ) - 呼吸の名前を出してください。お願いします。 (2021年2月26日 21時) (レス) id: f5ad5d7db2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 面白すぎる、、ツッコミのキレが半端なさすぎです。 (2020年12月6日 22時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - やばいてw 伊黒の恋愛感情=鬼舞辻無惨が藤の花の傍でタップダンスw (2020年11月29日 20時) (レス) id: 30e17e49e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月25日 21時