五十四話 背後霊 ページ9
「久しぶりだな胡蝶妹。」
「お久しぶりですね、太刀川さん。これ、頼まれていた毒薬です。」
「ありがとーこれで宇髄を抹殺できるわ」
「人の薬をそんなことに使ってたんですか？」
少し怒っている胡蝶妹に冗談だと慌てて伝える。怒りやすいのは昔と変わらないな。
「太刀川さん、貴方のおかげで姉とも改めて話すことが出来ました。」
「そうか…」
「姉はもう天国にいるでしょうけどきっと私とカナヲ達のことを笑顔で見守っていると思います。」
「ソッカ……」
やべぇ……これ言った方が良いかな？
バリバリお前の後ろに笑顔の姉ちゃん居るよって……
〖あっ、太刀川くん！久しぶりね！貴方のおかげで言い損ねた遺言いっぱいしのぶに伝えれたわ〜ありがとう！〗
話しかけてくんな！
こんなに姉はもういないと感傷に浸ってる胡蝶妹に「後ろで姉ちゃん呑気に手振ってるよ」なんて言いにくいだろ！！
「？…太刀川さん？どうしたんですか？」
「イヤ、なんでも…ブフっ！！」
「え、なんで急に吹き出すんですか？」
現在の状況。カナエさんが霊体なのをいいことに胡蝶妹の腹から顔を出していた。
〖見て見て太刀川くん、胡蝶せんとくん！〗
「www」
「なんでさっきからそんな虫の息なんですか？」
今度は胡蝶妹の頭から腕を生やして角に見立てているカナエさん。己の妹でやりたい放題か！
「胡蝶妹、お前の姉はお前を見守っている」
「そうですね。姉は優しいですからきっと皆を見守ってますよ。」
「いや、半透明で見守ってるって。」
「そうですね。姉はいざと言う時優柔不断でハッキリしてないこともありました。きっと成仏する時も私達を置いて天国に行くか迷ったことでしょう」
「そうじゃなくて、いるって！カナエさんいるって！」
「ええ、姉は今でも皆の心の支えとして心にいます。」
「お前わざと言ってんのか！」
つい怒鳴ってしまった俺は絶対悪くない。
〖そんなにカッカしないでー太刀川くん！……そうだ！台所の戸棚に太刀川くんの好きな饅頭があるから食べていいわよ！〗
ありがとうカナエさん。でも俺がいきなり蝶屋敷の台所の戸棚漁ったらヤバいでしょ。
きっと蝶屋敷出禁になっちゃう。
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まよー - もう神作品です、夜中に笑い転げました (7月13日 1時) (
レス) @page22 id: 4ebe815f43 (このIDを非表示/違反報告)
白猫さん(プロフ) - 夢主のツッコミで笑いすぎて死にそうwww (2021年10月16日 0時) (レス) @page14 id: d1d66ac9b7 (このIDを非表示/違反報告)
12777ef7a7fv5w2(プロフ) - 呼吸の名前を出してください。お願いします。 (2021年2月26日 21時) (レス) id: f5ad5d7db2 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 面白すぎる、、ツッコミのキレが半端なさすぎです。 (2020年12月6日 22時) (レス) id: 739f2b6295 (このIDを非表示/違反報告)
朧 - やばいてw 伊黒の恋愛感情=鬼舞辻無惨が藤の花の傍でタップダンスw (2020年11月29日 20時) (レス) id: 30e17e49e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AOI 3
| 作成日時：2020年3月25日 21時
