非日常な出来事 37。 ページ5
奏side
Aが倒れて。____いや、
眠ってもう3日。
未だに1度も目を覚まさない。
何でAは…____。
ーーー3日前ーーー
ハアッ…!!
ハアッ…
ドンッ!! バンッ!!
勢い良く階段をかけ降りる。
後ろで何か叫んでやがるせんこーの声何て、今は関係ねーんだよ…っ!!!
3分前、突然優斗から来た電話。
屋上でだらけて居ると、急に携帯が鳴る。
【ピッ】奏「お〜。優ちゃんじゃねーの〜。
どうしたんだ(優「カナちゃん!!」」
怒鳴る様に俺の名前を叫ぶ優斗。
一瞬で周りののんびりとした空気は消えた。
今でも、静かに苦しそうに息をする優斗の2言目を待つ。
優「……Aが、っ…倒れたんだ!!」
サーっと急激に俺の中の何かが冷めて行くのが分かる。
周りの光も、風を何も感じなくなる…
倒、れ…た?
優斗のあの言葉。あの声。
それに、っ…。今のあの過去をもったあいつにこんな嘘は言えないハズだ。
『俺が今やるべき事は…っっっ!!!!!』
俺の中では1つだけ。
当たり前の言葉が出て。
奏「…Aは今何処に居るんだよ__」
不安で溺れそうな心を奮い立たせて。
まだ少ししかアイツと一緒に居ないのに
【いつも俺を奮い立たせてくれたのは__】
ゆるり、ゆるりと。立ち上がる。
優「…っ!!早く、早く…来て!!
カナちゃん…っ。」
何なんだよ。…何があったんだよ___
こんな気持ちを抱えながら、俺は。
キーバンッッ!!!! 本当に、頼むから……っ
21人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いえい | 作成日時:2017年3月6日 0時