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非日常な出来事 51。 ページ21

陽平side




優斗のその言葉に。
怒っている、ホンキで言っていると一目瞭然なその態度に。
一瞬で肝が冷えた。



奏「で〜?
何で陽平はAをふったんだ〜?」






ゆるくいつも通りに言ってるにしては、今回ばかりは隠しきれてないね。奏も。
陽「別に?本当にそう言う風に見てなかっただけだよ?」
なんて。







昨日から心は空っぽなのは自分が一番分かってるのに。
見え透いた嘘を自分にも。みんなにも。そして、


彼女にも。





陽「ごめんね、みんな。
ずっと。ずっと俺をうらんでいいんだよ?」


こんな言葉を言っておいてみんなが俺を恨んだりしないのはわかっていて。


でも………

「いっそ恨んでくれればな…」
なんて自分を偽善者にしたがるバカな俺の話だ。


瞳「陽平。私は、私達はあなたを恨んだりなんてしないわ。」

ああ、やっぱりね


瞳「………けどね、一番気になるのはあなたがどこまでも。
いつまでも自分を欺くことよ」


自分なんてどうだっていい。

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作者名:いえい | 作成日時:2017年3月6日 0時

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