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非日常な出来事 43。 ページ11

耳に残る、……凛香か発した言葉。

凛香が、、陽くんを______
好き…?


貴「凛(瞳「悪いけど、工藤さん。

ここは生徒会室で、入って良いのは、【生徒会役員だけ】って言うきまりなの。


陽平に話があるのなら、外でやってもらっていいかしら。」

淡々と。私が言おうとした____

でも、口にできなかった言葉を凛香に突き詰める様に言うひぃちゃん。


その言葉を聞いて、
凛「あー……ですよね!!
ごめんなさい、皆さん…。
あの…じゃあ、陽平さん……。
少し、、来てもらっていいですか?」

また少し頬をそめて、上目使いで。
そして________
陽くんの様子を伺う様に見つめる。


何だろう。でも、本当に凛香は……
陽「……うん。じゃあ、行こうか。」

良くわからないけど、、。

私の目の前を、何時もと変わらない表情で過ぎ去ろうとしてる貴方の心も____。


ただ、今呆然と立って。心を乱されている私も、私がわからないけど。


不意に私が手を掴む。

私は彼が欲しいのに________っ。
こんなに欲しがるのは……あの時以来なのに。


パシッ乾いた音が静かな部屋に響く。
陽「…えっ…A…?」

『えっ』何て、間抜けな気の抜けた様な声を出してさ。
目を思いきり開いて。


貴「あ、っ……いや。。」

引き留めたいって思ってるのに。

行かないでって、口を動かしたいのに…

貴「ごめん、何でもない。」

笑おうとした口から、目から。
熱い何かが込み上げて来るのは…。

一瞬、悲しそうな顔をして。
こっちを見ていた陽くんは……

決して、私と同じ気持ちでは無いんだろうなあ。

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作者名:いえい | 作成日時:2017年3月6日 0時

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