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「へへっ…！なんか変な感じやな」
「ね。でも簓が彼氏じゃいつもと変わらないのかな？」
「ほほーそう言うこと言ってもええんか？Aちゃーん？」
「ちょ、近い、近…っ、！」
ちゅ。頬に軽く立てるリップ音。
触れたところがみるみる赤くなって、いじらしゅうって敵わんわと耳元で囁いてみた。
「さ、ささ、ら…っ！」
「これでも変わらんてほざくんか？
ほな、分かるまで簓さんが教えなあかんなあっ」
「…………っ！！」
顎を掴んで喉を開けて、逃げられんように腰まで手を回して。
意地悪い？性格悪い？
愚痴なんてあとからぎょーさん聞いたるわ。
「俺の女やて隅から隅まで刻んどかんと、
覚悟しときぃや」
口角を上げて唇を撫ぜて、やっと体温を確かめた。
ガタガタ
「え？なに？」
「………。」
…って予定やったんに、どうも上手くはいかんらしい。
「ちっ。A、待っとって」
「うわ、めっちゃ不機嫌そう」
立ち上がってドアの前まで歩いた。
なんや聴き慣れた声しか聞こえへんなあ…っ！
「ちょっとみんな押さないでよ〜…！」
「テメェの場所が悪ぃんだよ乱数」
「どけよ左馬刻、俺が見えねぇんだ」
「私が飴村君を退けますから一郎君はそこへ」
「おい！拙僧にも見せろ！！」
ガチャ
「「「「「あ」」」」」
昔よくつるんだ顔が面食らった様子で口を開く。
「おー皆さん、ようお揃いで。」
「やべ…」
「お、おう簓…！こ、これは色々訳ありでな…！」
左馬刻と空却に促されて去ろうとする数名。
俺が見逃すわけないやろ。
「そこのみなさーん、ずらかろうなんて考えんほうがええでー？」
「「「！！？？」」」
「簓さんえらいイライラしててなあ、
勿論！ストレス発散に付き合うてくれんよな…？」
にこりと笑えば、五人はこれでもかってくらい喉を引き攣らせて冷汗を流した。
「簓が好きな人か、ふふっ」
彼女の独り言は俺に届くことなく消えていった。
こうして長い長い片想いは終わりを告げ、彼女との新しい日常が始まる。
「ええか！？Aは俺の女やからな！！！
手ェだしたら全員どつき回したるで？」
@nurusara そして物語は終点へ
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るる(プロフ) - 八守葵さん» 葵様ありがとうございます！無事に完結して良かったです！これからも二人仲良く過ごしてくれると嬉しいですね！これからも応援宜しくお願い致します。 (2021年9月24日 9時) (
レス) id: 5e72f07573 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - 誕生日の前日ってことは今日ですよね?!完結と誕生日おめでとうございます！難しい言葉凄く知ってるから年上の方かな?白膠木さんと夢主ちゃんの関係性の名前が変わっただけで誕生日の祝い方は同じ何だろうなと思う今日この頃。作者様にとってより良い日が続きます様に! (2021年9月23日 5時) (レス) @page40 id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 八守葵さん» 葵様コメント有難う御座います。長かったですね！漸くここまで書けたと嬉しくなりました！きっと盧笙さんは号泣です(笑)ぜひエピローグまで読んで楽しんで頂けたら嬉しいです！こちらこそいつも応援ありがとうございました！他作品でもぜひ宜しくお願い致します。 (2021年9月22日 14時) (レス) id: 5e72f07573 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - やっと……やっと実った…っ！白膠木さん、長年の想い届いて良かったねぇ！どついたれ本舗四人でならきっとどんなことも乗り越えられる！だから死が２人を別つまで…って誓ってキスして躑躅森さんに感涙して欲しい。作者様、こんな素敵な物語紡いで下さってありがとう！ (2021年9月20日 14時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 八守葵さん» 葵様コメント有難う御座います。いつも笑ってるのは不安を隠すためだったら…っていうのは妄想ですが、絶対無敵じゃない白膠木さんもいいかなと思いました。お互いを想って応援できるようになった二人に乞うご期待を！ (2021年9月6日 10時) (レス) id: 5e72f07573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るる | 作成日時：2021年8月19日 23時
