【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。【霧嶋絢都】

嫌い⇒好き 9 ページ10

アヤト「そういえば…」





アヤトさんが思い出したように言った






貴方「??なんです??」






すると、ニヤッと笑って






アヤト「お前…弱いんだな」






馬鹿にしたような言い方で…


腹立つ顔で…






そう言ってきた





貴方「はぁ!?何なんですか!?さっきの太刀打ちできないとか!!」






アヤト「弱いだろ。あんな奴の攻撃も防げないようじゃ……仕事なんかできねぇな」






はぁ、と呆れたように言う






貴方「くっ…」






言い返せない…






アヤト「お前さぁ、前に『私の方が年上なんだけど』とか偉そうに言ってたけど……そういうのは俺より強くなってから言えよ(ﾆﾔｯ」





む、ムカツクゥゥゥゥ!!!!

ほんと何なの!?このクソガキッ!?



私の事馬鹿にしすぎでしょ!?






心の中でイライラしていると






アヤト「こっえー顔。んな眉間にシワ寄せてたら老けんぞ。ババァ」







貴方「なっ!?ば、ババァ!?」







アヤトさんはスタスタと歩いて行った






貴方「ちょっ、アヤトさん!!誰がババァですか!?誰が!?」






アヤト「…お前。聞こえなかった??」






顔だけこっちに向けてニコッと笑う





不覚にも可愛いと思ってしまう

って、バカ!!可愛くない!!アレのどこが可愛いの!?
そりゃあ、顔は幼さが残ってると思うけど…


言葉使い。そう、言葉使いがダメ!!
可愛くない!!!!





貴方「あ…」





前を向くと、すでにアヤトさんは居なかった





どこ行ったんだ…あのクソガキ

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