検索窓
今日:42 hit、昨日:0 hit、合計:83,285 hit

嫌い⇒好き 45 ページ46

目を開けると、そこにはトーカちゃんは居なくて

地面にめり込んでいるクインケだけだった




その変わりに




亜門「お前」




貴方「ぁ…」




すぐ近くに、トーカちゃんを抱っこしたカネキさんが立っていた




カネキ「はぁ、危なかった」




トーカ「カ…ネキ??」




カネキさんはトーカちゃんの方を向き、ニコッと笑った




カネキ「ありがとう、トーカちゃん」




そう言ってトーカちゃんを私の側に置くと、私の方を見た




カネキ「遅くなってごめんね。トーカちゃんお願い」





貴方「はい」




私がそう答えると、フッと優しく笑って立ち上がり亜門の方を向いた




亜門「眼帯!!」




ギロッとカネキさんを睨む





カネキ「確かに、貴方達からすれば…僕の人生は最悪かもしれない。僕もそう思った。でも、こうならなきゃ…見えなかった事も、気づけなかった事も…出会えなかった人もいる」





亜門「!?」





カネキ「僕、これで結構…幸せなんです」




少し困ったように笑った




貴方「っ…」



私は、その言葉を聞いて涙が出た




なんで??
人間から化け物に成り下がったのに…


私達と同じ喰種になったのに





『幸せ』だなんて言えるの??




私はずっと自分の人生を呪ってた

「どうして私なの??」「どうして喰種に生まれてきたの??」

そんな事ばかり考えてた



でも、そんな事言われると




喰種で良かった。って思えてきちゃうじゃん




カネキ「Aちゃん、行って」




貴方「はい」




私はトーカちゃんを抱えて、その場を離れた




亜門「逃がさんぞ!!」




カネキ「ここから先は行かせない。僕が相手だ」

嫌い⇒好き 46 ~亜門side~→←嫌い⇒好き 44



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
79人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うへぇ - そういえば:reに入ってから絢都くせ毛じゃなくなったよねw (2018年8月21日 19時) (レス) id: 26727ad1ae (このIDを非表示/違反報告)
裕璃氷@CL(プロフ) - 続編!!続編!!続編!!見たい!!見たいです!! (2015年5月9日 21時) (レス) id: aae3b068fb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - え!続編行くの!?いいよ!!いけいけー!(^_−)−☆ (2015年5月9日 21時) (レス) id: b1db9d8ed0 (このIDを非表示/違反報告)
釵囮鑼@急墜ちアリ(プロフ) - 藍さん» こちらこそありがとうございます!! (2015年5月5日 0時) (レス) id: 5184c0310b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 釵囮鑼@急墜ちアリさん» ありがとうございます! (2015年5月5日 0時) (レス) id: b1db9d8ed0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:★ナココ☆ | 作成日時:2015年4月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。