【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。【霧嶋絢都】 (ページ25)

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嫌い⇒好き 24 ページ25

「ぃ……おい、A!!」

体を揺すられ、目を覚ます

貴方「ぁ……トーカちゃん」

トーカ「大丈夫??疲れてんの??」

貴方「あ、ううん…大丈夫」

私はパッと立ち上がった

貴方「あれ…誰もいない」

店の中には私とトーカちゃん以外、誰もいなかった

トーカ「もうすぐ閉店だもん」

トーカちゃんが呆れたように言った

貴方「え、そうなの!?わあぁ、ごめんね」

そう言って私は扉の方へと歩いていった

トーカ「え、帰るの??一緒に…」

貴方「ごめんね。早く帰らなきゃいけないから」

私は「じゃあね」とヒラッと手を降って店を出た

そして、拠点に向かって走った

もう日が沈みかけてる

貴方「ヤバい…早く帰らなきゃ…!!」

アヤトさんに怒られる!!

アジトに着いた頃には、すでに日が沈み辺りは真っ暗だった

中に入ると

タタラ「遅かったな、A」

ドンッとタタラさんが立っていた

貴方「あ、はは……ただいま、タタラさん」

タタラ「どこに行ってたんだ??」

貴方「20区…です」

するとタタラさんが眉をひそめた

タタラ「20区??何でそんな所に」

貴方「えっと……」

タタラ「本当に奴等に情報を流しているのか??」

貴方「え??し、してません!!そんなこと…するわけ…」

タタラ「最近ずっと出掛けてるそうだな」

貴方「それは…」

タタラ「…信じると思う??お前は新入りだからね。疑われても仕方ないと思うけど??」

何で…
そんなこと…

アヤト「すみません」

いきなりアヤトさんが私の頭をガシッと持った

アヤト「俺の監視不足でした」

そう言って私の頭を下げさせて、自分の頭も下げた

アヤト「これからはちゃんと監視しとくんで」

そう言うと、タタラさんはため息をついて歩いていった