【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。【霧嶋絢都】

嫌い⇒好き 16 ページ17

貴方「お、お邪魔します??」




アヤト「今更かよ」




そう言ってアヤトさんはドカッとソファに座った




私は床にちょこんと座る


あれ??普通年上がソファに座るんじゃないの??


って思ったけど、きっとアヤトさんには関係のないこと

年齢じゃなくて、強さで上下関係決める人ですからね←




アヤト「そういえば、社会勉強はどうだったんだよ??」




貴方「あ…えっと」




友達。そう言いかけたがやめておいた

だって人間と友達になった。なんて言ったらきっとアヤトさんが怒ると思ったから




アヤト「あ??んだよ…」




貴方「あ、ううん。何でも」




アヤト「はぁ??何もなかった訳ねぇだろ」




貴方「あー、えっと……あ!!コーヒー!!コーヒー飲みました!!」




アヤト「コー…ヒー…??」




貴方「はい、あ、知りませんか??」




アヤト「いや、知ってるけど」




貴方「飲んだんです。凄くおいしいの」




うん、今まで飲んだ中で最高のコーヒーだった




アヤトさんは興味なさげに「ふーん」と言った




貴方「今度、アヤトさんも一緒に行きましょう!!」




アヤト「別にいい」




貴方「え??何でですか??」




するとアヤトさんは顔をしかめた




アヤト「20区は……嫌いだ。平和ボケした連中ばっかりで吐き気がする」




平和ボケ…??




貴方「平和…っていいじゃないですか」




アヤト「…喰種が平和に生きられると思ってんのか??」




貴方「…え??」




アヤトさんは冷めたような、冷たい目で私を見た




私には、それが悲しんでいるように見えた

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