【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。【霧嶋絢都】

嫌い⇒好き 12 ページ13

あのあと私達は全員退散した





そして数日後____





貴方「じゃあ、行ってきます」




私は初めて一人で拠点を出ることになった


社会勉強的な何からしい…





エト「行ってらっしゃい」




ヒラヒラと手を振るエト

まるで何もなかったかのように話しかけてくれる




アヤト「……」




アヤトさんは何も言わずに腕を組んでじっと私の事を見てた




私はパッとアヤトさんの方を向きペコッと軽く頭を下げて出ていった








貴方「それにしても…」





私はテクテクと町を歩いていた




アヤトさんによると、ここは20区という所らしい

一人で拠点を出ると話すと「20区は安全だから」と言われここに来ることに





宛もなく歩いていると…とある店名が目に入った





貴方「“あんていく”…??」





あんていく…どういう意味だろう


私は何故かその店名が気になり、入ることに





階段を上がり扉を開けた




カランカランと音が鳴り、扉が開く





おずおずと店の中に入ると





「いらっしゃいませ」





ある女の人が立っていた




トーカ「こちらへどうぞ」





私と同じ年ぐらいの女の人が席へと案内してくれたが

私は呆然と立っていた



だって、あまりにもその人が






アヤトさんに似ていたから





トーカ「あの…どうかしましたか??」




貴方「あ、いえ…すみません」




私はサッと席に座った


見る限り、喫茶店のような感じだった




トーカ「ご注文は??」




貴方「あ、えっと… 」





私はあわててメニューを見た


でも、食べられる物があるわけもなく…






貴方「こ、コーヒーで… 」






そう言うとその人は「かしこまりました」と言いカウンターへと戻って行った

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