【東京喰種】嫌いから始まる⇒恋。【霧嶋絢都】

嫌い⇒好き 1 ページ2

タタラ「天月の入団を許可する」



貴方「はい、ありがとうございます」



こうして私はアオギリに入る事になった



タタラ「あ、班はね……」



タタラさんはキョロキョロと周りを見る

そして



タタラ「うん。霧嶋の班ね」



霧嶋…??

そう思った瞬間「はぁ??」と声がした

すると、ヤンキー座りのような座り方をしていた人がめんどくさそうに頭を掻きながら立ち上がった



アヤト「何で俺なんスか…」



タタラ「なに??何か文句ある??」



威圧するように言うタタラさんに「いや、なんでも」と苦笑いで返す……アヤト…くん



タタラ「何かあったら霧島に聞けばいい」



そう言ってタタラさんは他の二人を連れて歩いていってしまった



アヤト「おい、何ボサッとしてんだよ」




振り向くと、既にアヤトくんは歩き出していた




貴方「あ…」



私は直ぐにそのあとを追いかける




貴方「あの…」




アヤト「……」




貴方「名前……」




そう言うとアヤトくんはくるっとこっちを向いた




アヤト「まずはてめぇが名乗るだろ」




すごくしかめっ面で言われた

私は自分の中のイライラを抑えながら




貴方「あ、天月Aです」




と言うと「あっそ、俺は霧島絢都」と言いまた歩き出した




貴方「アヤトくん…あの」




アヤト「アヤト“さん”…だろ」




はい??
年下のお前に…“さん”??




貴方「あの、私一応貴方より年上なんですけど…」




するとアヤトくんは顔だけ此方を向けて「だから??」と

これまた腹立つ顔で言いやがった←




そして、この時私は悟った…









あぁ…コイツは嫌いだ






……と

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