初夏。 ページ19
『暑い〜...』
今日は久しぶりにとても暑い。
ちょうど一週間前までは少し肌寒い位だったはずなのに...
｢確かに、今日は暑いですね。｣
クロスは持っているうちわを使いながら、
少し物憂そうにそう言った。
『ボス達は暑くないの?』
私はその場にいたナイトメアとエラーに話しかけた。
｢別に。｣
｢そリゃ暑いけド...
わざわざ口に出してモ仕方がないダろ。｣
ナイトメアは素っ気なく返され、
エラーにはド正論を言われた。
...エアコンやアイスは無いのか。
このままでは溶けてしまう。
｢ある訳ないだろ。アイスは...自分で買いに行け。｣
そうやって仕方なく立ち上がると
ナイトメアはお金を渡してくれた。
｢じゃついでにブラックコーヒー買ってくてくれ。｣
｢俺ハチョコアイスで。｣
...パシリかよ。
という事でコンビニの中でいい感じのアイスを探している。
600円ほど貰ったのでそれでアイス2個とブラックコーヒー...
少し余るのでクロスの分も買おう。
どれにしようか迷っていると誰かに話しかけられた。
｢あっ、君は...｣
そう声をかけたのは紛れも無く、
あの時に助けてくれたインクだった。
どうやら一緒にドリームも来ていたらしく、
ここの近くに家があるんだとか。
｢所で、コンビニで何を買う予定なの?｣
ドリームにそう訊かれ、
私と仕事仲間のアイスとコーヒーを買うためにやってきたと伝えた。
｢...それパシリじゃない？｣
『ですよね!?』
その後も私達は少し話を続けた。
｢そっか、でも気を付けてね。最近色々物騒だから...｣
...心当たりしかないのだが。
私はそろそろ帰らなきゃと伝えてすぐに商品をレジに通して帰った。
コンビニを出たと同時にある事を思い出した。
深くは考えるなって...
まあ、彼達のことでは無いのかもしれない。
『ただいま〜』
｢どうした。少し遅かったじゃないか？｣
私がアジトに帰るとナイトメア達が出迎えてくれた。
私は｢ちょっとね...｣と誤魔化して
メンバーの皆に買ってきた物を渡した。
｢あ、俺にも買ってきてくれたんですね。ありがとうございます。｣
クロスはニコッと微笑んでそう言った。
買ってきたアイスは美味しかったけれど、
これからもっと暑くなると考えると憂鬱だ。
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奏(プロフ) - 暇な人さん» ありがとうございます！( இ﹏இ ) (2022年5月20日 16時) (
レス) id: 06688e95b6 (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - 奏さん» あっ、私も気が付きませんでした💦それくらい謝らなくても大丈夫ですよ〜 (2022年5月20日 7時) (レス) id: b5551d432f (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - あっ今更ですけど星5じゃなくて☆10ですね…すみません… (2022年5月19日 22時) (レス) id: 06688e95b6 (このIDを非表示/違反報告)
暇な人(プロフ) - 緋色月さん» ありがとうございます！名作だなんて嬉しいです！ (2022年5月3日 7時) (レス) id: 8953e14b27 (このIDを非表示/違反報告)
緋色月 - わぁ！また名作が増えそうな予感…！メア様の反応集もお疲れさまでした〜！ (2022年5月2日 22時) (レス) @page2 id: 4e086c8002 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇な人 | 作成日時：2022年5月2日 7時
