.思い出への侵入. ページ31
ｽﾈｲﾌﾟ「まずは我輩が開心術を使う。君は心を閉ざせ。」
『コツはありますか？』
ｽﾈｲﾌﾟ「心の中を空にすることだ･･･気分や感情に揺らいでしまっては閉心術は成功しない」
『空に･･･』
Aは目を瞑る
ｽﾈｲﾌﾟ「では･･･」
ｽﾈｲﾌﾟ「開心__レジリメンス。」
すぅっと心の中に足を踏み入れられる気がした
思い出したのはあの誕生日の日だ。
冷めきった親の顔。
慰めて良いものかと迷うお兄ちゃんの姿
『やめて！！！やめてよ！！！！！！』
Aは即座に記憶に蓋をし
無意識にスネイプに杖を向けた
ｽﾈｲﾌﾟ「感情に揺さぶられてはいかん。」
いつの間にか私の頬には涙が伝っていた
息は荒く、杖を握った手は震えている
ｽﾈｲﾌﾟ「記憶というのはいつも隣同士だ。悲しい思い出だけを捨てたところで楽しい記憶が残っていれば、そこから侵入し、悲しい記憶さえもを呼び起こす」
ｽﾈｲﾌﾟ「全ての思い出に蓋をし、心の中の深い湖へ捨てる事だ。」
スネイプさんの言う通り、私は悲しい記憶だけを捨てていた
ｽﾈｲﾌﾟ「優劣関係により、開心術は楽しい記憶よりも相手の弱い部分、触れられたくない部分を呼び起こす。」
『分かりました。…もう一度やらせてください。』
私は今度こそ全ての記憶を捨て
スネイプさんに向き直った
ｽﾈｲﾌﾟ「……開心。レジリメンス。」
今度はなにも入ってくる気配はない
ｽﾈｲﾌﾟ「成功だ。」
とスネイプさんが一言。
『やった…でもスネイプさん。閉心術を使ったところで例のあの人には私の心読まれちゃうんじゃ…？魔力量じゃ勝てっこないし』
ｽﾈｲﾌﾟ「閉心術はどのような条件下でも開心術を上回る。どれだけ力の弱い魔法使いであろうとも閉心術を身につけていれば侵入されることはない。」
『そうなんですね･･･』
ﾀﾞﾝ「その様子じゃと、成功したのかね？」
ダンブルドア先生とトンクスが入ってきた
ﾄﾝｸｽ「やっぱAは呑み込みが早いんだよね〜」
『そうかな？1回失敗しちゃった。』
と話していると
何者かが記憶に入ってくるような気がした
スっと心の隙間を埋めると
ダンブルドア先生はほぉ･･･と驚いていた
ﾀﾞﾝ「無意識に閉心術を使いおったな」
ｽﾈｲﾌﾟ「さようですな。」
『今、記憶に入ろうとしてました？』
ﾀﾞﾝ「わしがキミに開心術を使ってみたのじゃ。じゃが防ぎおったな。よしよし、完璧じゃ」
ダンブルドア先生は満足したように笑った
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葵 - 続編とても待ちどうしいです！頑張ってくださいまってます！ (5月14日 9時) (
レス) @page50 id: fad29a6ed8 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - ひなのさん» 嬉しいです！ありがとうございます。これからは毎日更新にしていければと思っています(><) (2022年6月15日 22時) (レス) id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
ひなの(プロフ) - いつも「はぁ？なにこれ最高かよ！」と思いながら読ませて頂いてます。私は欲を言うと毎日更新の方が嬉しいですが、作者様の無理のない更新頻度で大丈夫です！(更新して頂けるだけでありがたい)これからも応援してます！ (2022年6月15日 6時) (レス) id: 7ba680f472 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - マナさん» 最終章の展開まで構成を練っていますが、今後の展開を話したらお話が面白くなくなるかもしれないので秘密です^^*！ 夢主闇堕ちエンドなどにはならないのでご安心を！笑 (2022年5月27日 21時) (レス) @page4 id: 5f9ae5f97c (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 主人公は幸せになるのでしょうか？ (2022年5月27日 13時) (レス) @page5 id: 3a1f179aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩華 | 作成日時：2022年5月27日 11時
