たとえ私が壊れてしまっても……。

その12 ページ29

ア「弱くて脆いけれど、ヒトの命を引きずるのは結構大変なんだよ、執事くん。


前から興味あったんだよねェ…。害獣風情が何故お仕着せで執事なんかしてるのか。








見せてもらうよ。君のレコード。」


セバスチャンのレコードが再生される。


シ「セバスチャン！！！」


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シエルとセバスチャンが出会ったのは、町から離れたとある建物の中。復讐を遂げるためにシエルはセバスチャンと契約した。


マダム•レッド、タナカと再会をし、屋敷に戻ったものの屋敷は焼け落ちた後。しかしセバスチャンが一瞬で元の状態に戻し、なんとか屋敷で暮らせることに。


シエルもセバスチャンも主人、執事としてはまだまだ未熟者。互いに指導し、ようやくそれらしくなった頃、女王からの手紙が届いた。


内容は、王家に返上されていた領地と爵位をシエルに返還するため、特別叙勲式を行う、ということだった。


そして爵位を返還された後、セバスチャンは復讐をやめ、幸せに生きることを勧めるが、シエルは復讐することを選んだ。


ー命令だセバスチャン。お前は僕の剣となり盾となれ。ー









ー僕に勝利を！ー


ーイエス•マイロード。ー


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セバスチャンの意識が戻る。


シ「セバスチャン！！！」


2人は手を伸ばす。


セ「ッ…うおおおおおおおおお！！！！！」


バシッ！！

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