たとえ私が壊れてしまっても……。 (ページ22)

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その5 ページ22

ロ「やっぱ何度見てもすごいっスよね～。セレナード先輩の複数審査。」

貴「まぁ、できる死神は少ないよね～。」

グ「フン、アタシだって頑張ればできるワヨ。」

貴「ふ～ん？頑張れば、ねぇ…。」

グ「なにヨ。」

貴「いいや～？”実技だけ”AAAのグレルにできるのかな～？と思って。」

グ「キイイ！アンタの鼻なんかすぐにへし折って」

！近くにセバスチャンがいるな……。

貴「私別件思い出したからそっちヨロシク～☆」

グ「こらぁ！逃げるな～！！」

ロ「サトクリフ先輩！今はそんなことしてる場合じゃないっスよ！」

.

貴「ふう。うーん……別件って言っても特にすることないしなぁ～。…紅茶飲もっかな。」

指をパチンと鳴らし、出てきたのはティーセット。

貴「んっ……。はぁ…。やっぱ紅茶飲むと落ち着くな～……。」

……テイカーの紅茶…美味しかったなぁ……。

貴「また、飲みたいな……。」

それからしばらくまったりしていたA。

貴「あ、なんかホールにみんな集まり始めてる…。そろそろいい情報が聞けそうだけど、あの害獣いるし気配消して行こ～。」

～ホール～

ホールに到着したのはいいものの、あの死体がいっぱいいて隠れようにも隠れられないな。

…あっ階段下だったらなんとか行けそう……。よっ…と。よし。完璧。

シ「子爵、早く装置を！！」

ド「ノン！私はもう子爵ではない！『皇帝』…そう呼んでくれたら起動しよう。」

ブファッ！！

前々から馬鹿な子爵だと思ってたけどあれほどとなると……もうどうしようもないね……。

シ「やっぱり今すぐ殺そう。」

セ「お待ち下さい。お気持ちはわかりますが…。」

ド「おお…おおッ！我が身を賭けて命を散らす剣闘士たち…さながら此処は背徳のコロッセウム…眼下を眺めワインくゆらす私はまさに…

皇帝ネロのごとしッ！！」

ロ「ああ”あ”あ”あ”もうアイツ殺っちゃいません！？」

グ「さっきアタシのこと止めたわよね！？

アンタッ！さっさと装置動かしなさいヨッ！！」

ド「ふっ…いいだろう。いよいよ建国の時だ…

さあ皆の者、皇帝への忠誠を誓う不死鳥の舞を見せてくれたまえ！」

シ、セ、グ、ロ((やっぱ殺そう。))

貴「…クッ……プハッ……！」

ヤバイ、想像しただけで笑いそう……！

ア「おやおや。あの装置がなんなのかわからず仕舞いでいいのかい？」