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〔白石〕





「で?どうだった訳?」



ずずずっとコーヒーを啜りながら
藤川先生が緋山先生に話しかけている。



「それがさぁ!ニヤニヤしながら、
 じゃー俺も"ナイショ"だってさ。」



橘先生の真似をする緋山先生に、噎せる藤川先生。

大丈夫かな。



「あ、そういえば。
 明日には分かるって言ってたよ。」



思い出した、と呟けば藤川先生が即座に反応する。



「明日ぁ?なんだそりゃ。」

「…新しく来る医者じゃないのか。」



興味無さ気に聞いていた藍沢先生が、ぼそりと呟く。

言われてみれば確かにそうだ。



「でもさ、来ても救命じゃなくて心外じゃない?
 心臓得意っぽかったじゃん。」

「言えてる。」

「あー、もうやってらんない。
 ってか、相変わらずフェロー帰るのはっや。
 …腹立つなー。」



緋山先生が怒り出しそうな空気を察した3人は、
そろりと席を立つ。



「あ、わ、私、
 内科に行かなきゃ行けないんだったー…」

「お、俺は遥に呼ばれてるんだったー…」

「…新海に、話が。」



ごめん、緋山先生。

ドアを閉めて歩き出した時。



「あーもう!!なんなのよ!」



部屋の外にまで緋山先生の声が聞こえてきて
びくりと肩を揺らす。

そーっと振り向けば同じように振り向く藤川先生と

足を止めてちらりと振り向いた藍沢先生と目が合う。

ん?

藤川先生が何か口パクで…





ど・ん・ま・い…どんまい?!





やばい、今日は一緒に帰れない…!

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2019年8月30日 9時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
再びこなみ - 17 遥→はるか (2018年8月16日 9時) (携帯から) (レス) id: cb44cdb910 (このIDを非表示/違反報告)
こなみ - 8 遥→はるか (2018年8月16日 9時) (携帯から) (レス) id: cb44cdb910 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 昴流(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!ふと思い出して書き始めたので遅くなってしまうかと思いますが、頑張ります…! (2018年7月28日 19時) (レス) id: ad54c4129e (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 続き楽しみにしております。 (2018年7月28日 17時) (レス) id: 15bef8530f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:東雲 昴流 | 作成日時:2017年8月18日 1時

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