【銀魂】今日もお江戸は平和です ５

第二百五訓 ページ19

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坂田「どけコルァァァ！！てめーらみてーのに構ってる暇はなーんだよ！！」

新八「急いでェ！夜王の元へ！！きっとそこに晴太くんがいる筈です！全てが手遅れになってしまう前に早く！！」



月詠さんのお陰で減ったものの敵がいなくなる事はなく、飽きもせず突っ込んでくる敵に分かりやすく苛立つ旦那。



「取り敢えず進んではいますけど、鳳仙のほの字も感じませんね。ホントにいるんですか」

坂田「俺らが知るわけねーだろンな事！！」

「じゃあ二手に分かれて、」



進もう、と言う前に横から襖を突き破って来た誰かに神楽ちゃんが吹っ飛ばされた。


死角からの攻撃に急いで身構えると、いたのは先程私達の前に立ちはだかった夜兎。

私たちを見るや「こいつは驚いた、まさかおたくらが生きていたとは。恐れ入ったね」と、そんな表情を微塵も感じさせずに言う姿には余裕が見える。



新八「神楽ちゃんんん！！」

阿伏兎「団長が聞いたら喜びそうな連中だ。地球産にも少しは骨のある奴がいたってね」

坂田「くっ！いよいよお出ましか…」

阿伏兎「ひぃ、ふぅ、みー、よ…一人はもう殺ったとして、それでも一人足らねーな。これじゃあジジイに借りが返せな…」

神楽「オイ、寝ボケてんじゃねーぞ」



骨のある奴がいた、ってなんだ。過去形やめろ。

まるで私達の死が確定した言い方に引っかかっていると、吹っ飛ばされた筈の神楽ちゃんがその夜兎に不意打ちで一蹴り入れる。



神楽「誰が地球産アルか。こんな田舎者達と一緒にすんなヨ。こちとら根っからのシティー派ネ」

阿伏兎「…まいったね、こりゃ。もしやと思ったがお前さんもなァ…ようやく鳳仙との戦争避けたと思ったらこの様だ。勘弁してくれよ、俺ァ共食いは好きじゃねーんだ」



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