第百訓 ページ6
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「ついて来い」と命令されたので後ろをついて行き、部屋に入れと促されたので大人しく入る。
扉が閉まったのを確認してから辺りを見回すと、中には多くの女の子達がいた。乱暴された様子もなく、やつれている様にも見えない。縄で縛られてはいるものの、それ以外は悪くはない待遇を受けているらしい。
女の子達に私たちが真選組であることを伝え「もう助かるので安心して下さいね」と言うと、強張っていた顔が一気に安心した顔へ変わる。
山崎が誘拐犯達にバレないよう真選組に連絡をしていたようだし、これからは流れに身を任せていても大丈夫だろう。
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寝床もきちんと確保されており、久々にこんな長く寝たのではないかと思われるような朝を迎え、誘拐生活二日目に突入。
寝ぼけた頭でモソモソ朝ご飯を食べていたら、バンッとドアが開き「立て！」と槍を持った男に言われた。まだ食べている途中だったのだが、そんなことお構い無しに腕を引っ張られる。
「私のプリンが…」
「プリンくらい後でいくらでも食わせてやるからさっさと歩け！！」
「はぁ？お前にプリンの何が分かんだよ。今すぐ部屋戻ってプリン取って来いよ。しばくぞ〇〇〇〇」
「てめェ…！あんま調子乗ってんじゃねーぞ！！今の状況分かってんのか！？」
「…って、退子が言ってました」
「え"ェェェエエ！？」
「なんでそこで俺に飛び火！？」「一人称戻ってる」「あ、すみません…じゃなくて！！」と、小声で私に突っ込む山崎と犯人に聞かれないように会話する。
すると苛立ちが募っていたのか、それとも面倒臭くなったのか、先程の男が「さっさと歩け！殺すぞ！！」と分かりやすい脅しで槍を向けて来たので、大人しく従う。
「ケッ、その可愛い顔いつズタボロにしてもいいんだからなァ？」
と、最後にも脅しっぽい言葉を吐かれ、また車に乗せられた。何処かに向かう車も暫くして止まり、見覚えのある、名前は忘れてしまったが、お寺の最上階に運ばれた。
誘拐犯曰く、「ここで黙って座ってろ」とのこと。
…そういえば、今日はお通ちゃんが一日局長の日だった気がする。今やテレビで引っ張りだこのお通ちゃんと会える機会は人生で一度あるか分からないぐらいの確率。なのに何故私は…
いや、考えるのはよそう。これ以上考えていても彼らへの憎しみと会えない悲しみが増えるだけだ。あ、なんかイライラしてきた。
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クローバー - タイトルの第が大になっていますよ (2022年10月23日 19時) (
レス) @page25 id: f7867713b9 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ミクさん» 洒落にならない数々のミス申し訳ありません。一通り目を通し修正してきました。ココがまだおかしい、という箇所がありましたらお手数ですがまた教えて頂けると幸いです。すみません。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 時々、坂田「銀さんたぶらかして」みたいな感じになって最初の「の前の名前が違っていることがあります (2021年8月5日 13時) (レス) id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - MEIさん» ありがとうございます！テスト、なんとか終わりました！！テストお疲れ様です！2週間以上も前ですけど(笑) (2019年6月7日 7時) (レス) id: bb6b3491df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ひな | 作成日時：2019年5月12日 12時
