第百二十九訓 ページ35
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「いいですか、ナニに触れた時に手につく菌、これを仮にタマ菌と名付けましょう!!用を足す!!この時副長の手はタマ菌だらけになっています」
土方「オイやめてくんない、俺に例えるの」
「タマ菌だらけになった手を洗うべく副長は蛇口をひねる。タマ菌を水で洗い流す。確かにこの時点で手はキレイになりました」
「しかしィィ!!」と、落ち着いた声をまた荒げ声を張り上げる。少しばかり鬱陶しいので声のボリュームを下げてほしい。2回も言わなくていいから。
「振り返ってよく考えて下さい!いいですか、タマ菌を洗いおとす為にさっき副長は何をしたかな?」
土方「オイなんでタメ口なんだよ」
「そォォォォ!!副長は水を出すためタマ菌だらけの手で蛇口をひねった!!当然、蛇口には大量のタマ菌がついています!!」
話が長かった為、割愛させてもらい清蔵さんが言いたかった事を簡単にまとめると、
タマ菌を洗い流し手は綺麗になったが、タマ菌のついた蛇口を綺麗になった手でひねるので結局は意味がない、ということ。
「副長ォォォ!!あなたは結局最終的にタマ菌をテイクアウトしてるんですよォォ!!」
土方「イヤな言い方すんじゃねーよ!!なんで俺だけみたいになってんだ!それを言うならあの蛇口を使ってるてめーら全員タマ菌まみれだろーが!!」
沖田「残念でしたね、土方さん。俺ァ用を足してもあそこで手を洗いやせん。そのまま厠を出ます」
土方「それ直接タマ菌テイクアウトしてるだけだろーが!!」
「いや汚っ」
厠を出て手を洗わない人間がこの世に存在しているなど信じられず、総悟に目を向けたまま顔を引きつらせる。結局タマ菌をテイクアウトしていようとそこに至るまでの過程はかなり重要だと思う。
どちらにしろ汚いので男性諸君が私の半径3メートル以内には入らぬよう局中法度に加えてもらおう。
「よく手を洗わないで過ごせるよね。タマ菌つくからしばらく私に近付かないで」
沖田「……」
「ばっ、触んな馬鹿!本当にやめろ!腐海の森の毒に侵されて苦しんで死ね!!」
沖田「今日はやけに感情的に喋るじゃないですか。いつものクールキャラはどうしたんでィ」
「…ふざけんなよ。お前のせいでキャラブレブレなんだよ」
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クローバー - タイトルの第が大になっていますよ (2022年10月23日 19時) (レス) @page25 id: f7867713b9 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ミクさん» 洒落にならない数々のミス申し訳ありません。一通り目を通し修正してきました。ココがまだおかしい、という箇所がありましたらお手数ですがまた教えて頂けると幸いです。すみません。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 時々、坂田「銀さんたぶらかして」みたいな感じになって最初の「の前の名前が違っていることがあります (2021年8月5日 13時) (レス) id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - MEIさん» ありがとうございます!テスト、なんとか終わりました!!テストお疲れ様です!2週間以上も前ですけど(笑) (2019年6月7日 7時) (レス) id: bb6b3491df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2019年5月12日 12時