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第百三十九訓 ページ45

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長谷川「なんだ、じゃあ二人はただの知り合いか〜」

坂田「始めっからそう言ってたよね俺」

「貴方があの長谷川さんだったんですね。噂はかねがね聞いてます」



旦那の鋭いツッコミが入った後、そういえば自己紹介してなかったねとなり、サングラスさんもとい、長谷川さんも含めて一緒にお茶することになった。



長谷川「え、そうなの?照れるなぁ…銀さんから?」

「いえ、神楽ちゃんから。一時の感情に身を任せたら無職になって嫁にも逃げられたマダオだって。あとホームレスで、公園で……い"っ」



神楽ちゃんから聞いた話をスラスラと話していたら急に旦那に頭を叩かれた。

何すんだと思って睨めば顎で長谷川さんの方を指す。見れば、負のオーラをまとって三角座りしている長谷川さんがそこにいた。



「あはは、もしかして私のせいですか?」

坂田「あんなキレ味抜群の豪速球投げられたら誰でもあーなるわ」



「無自覚にも程があんだろ」と呆れる旦那。これはあれだ、私の悪い癖が出てしまった。

オブラートに包まずストレートに物を言った結果こうなってしまうのは今日だけの事ではない。何度も注意されてきたし、直す気は勿論あるのだがこれで二十年生きてきただけあって一筋縄ではいかない。

きっと直らないだろうから周りからの理解を得ることにシフトチェンジしようと最近常々思ってる。


落ち込みすぎて沈んでいってしまいそうな長谷川さんは、団子と適当な言葉を並べたら機嫌を直して団子の串を持ったまま何処かへ消えていった。元々長居するつもりはなかったらしい。


それに便乗してか何食わぬ顔で立ち去ろうとする旦那をもちろん私が見逃す筈もなく、ただ引き止めても駄な事は分かっているので、領収書に坂田銀時とつけてもらい私も店を後にする。

年中暇な彼のことだ、また直ぐここには現れる。これで旦那が払うことは間違いないだろう。後で後悔しろ。


屯所へと帰る途中、パトカーで原田が通りかかったので乗せて行ってもらうことにした。頭から放っている太陽光は時々眩しく感じる。



原田「……なんか俺の顔についてます?」

「いや、いいハゲっぷりだと思って」



帽子被っても蒸れたりしなそうだけど、冬すごい寒そうだよね。つーかどうしたらそんな綺麗にハゲれるの?と、思った事を全て原田に投げかける。



「寝る時に『眩しくて寝られないよ〜!!』とかないの?」

原田「俺以外の人にそんはこと言ったらAさん殺されますよ」



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設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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クローバー - タイトルの第が大になっていますよ (2022年10月23日 19時) (レス) @page25 id: f7867713b9 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ミクさん» 洒落にならない数々のミス申し訳ありません。一通り目を通し修正してきました。ココがまだおかしい、という箇所がありましたらお手数ですがまた教えて頂けると幸いです。すみません。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 時々、坂田「銀さんたぶらかして」みたいな感じになって最初の「の前の名前が違っていることがあります (2021年8月5日 13時) (レス) id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - MEIさん» ありがとうございます!テスト、なんとか終わりました!!テストお疲れ様です!2週間以上も前ですけど(笑) (2019年6月7日 7時) (レス) id: bb6b3491df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊ひな | 作成日時:2019年5月12日 12時

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