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第百九訓 ページ15

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月が隠れてしまって薄暗い、今にも幽霊が出てきそうな道に怯えながら早歩きすること数十分。


目的地である屋敷の前にはミツバ姉と総悟と…何故か旦那がいた。江戸を案内している最中に旦那と会ったのだろうか。余計な事をしていないといいが。


そんな事を考えていると、総悟だけ此方に向かって歩いて来た。私に気付くと驚いた顔をするが、私の様子から何となく理由を察したのだろう。


一人で夜道を通るのは心細いので待っててと頼もうとしたが、不機嫌な感じだったので止めておく。ミツバ姉に土方さんの話でもされたのだろうか。昔からこの手の話題になると彼は機嫌が悪くなる。彼なりに思うところがあるのだろう。



ミツバ「あら…Aちゃん?こんな遅くにどうしたの?」

「さっきぶりですミツバ姉!羽織り、忘れて行ってたよ」

ミツバ「わざわざここまで届けに来てくれたの?迷惑かけてごめんなさいね。明日でも良かったのに」

「気にしないで下さい。ミツバ姉の為なら例え宇宙でも私は駆け付けますから!」

坂田「ミツバ…姉?」



ミツバ姉に無事羽織りを渡しミッションコンプリートしたところで旦那が「そこ姉妹なの?」と私の姉呼びからそんなことを思ったのか質問してきて、姉のように慕っているからミツバ姉ですと説明する。


旦那が納得したところで今度はミツバ姉から「坂田さんと知り合いなの?」と聞かれた。



「まァそんな感じです。ミツバ姉、この人に何か良からぬ事とかされませんでした?お金取られたりしてない?大丈夫?」

坂田「するわけねーだろ!!お前俺のことなんだと思ってんだ!!」

「歩く公害」

坂田「どーゆう意味だコラ、お前の周り空気悪くして喘息にしてやろうか」

「怒ってる割には気に入ってるじゃないですか」



ミツバ姉を護るように旦那の前に立って睨み合っていると、クスクスと後ろから笑い声が聞こえて来た。

面白い要素があったかは定かではないが、ミツバ姉が楽しいのならそれで良い。



ミツバ「二人共仲が良いのね。そーちゃんもAちゃんも元気そうで良かった」

坂田「冗談よしてくれよ、仲が良い?誰がこんな性悪女と好きで仲良くなるか…ぐほォッ!!」

「誰が性悪だ。殴りますよ」

坂田「もう殴ってんだろ!やめろゴリラ!!」



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設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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クローバー - タイトルの第が大になっていますよ (2022年10月23日 19時) (レス) @page25 id: f7867713b9 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ミクさん» 洒落にならない数々のミス申し訳ありません。一通り目を通し修正してきました。ココがまだおかしい、という箇所がありましたらお手数ですがまた教えて頂けると幸いです。すみません。 (2021年8月5日 20時) (レス) id: d757d08cdf (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 時々、坂田「銀さんたぶらかして」みたいな感じになって最初の「の前の名前が違っていることがあります (2021年8月5日 13時) (レス) id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - MEIさん» ありがとうございます!テスト、なんとか終わりました!!テストお疲れ様です!2週間以上も前ですけど(笑) (2019年6月7日 7時) (レス) id: bb6b3491df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊ひな | 作成日時:2019年5月12日 12時

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