【銀魂】今日もお江戸は平和です

第二十三訓 ページ24

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メガネ君改め新八君と話していたら、一回戦目が始まった。始めのジャンケンをして勝ったのは妙ちゃん。

妙ちゃんがピコピコハンマーを持つが、その時には既に近藤さんはヘルメットを被っていた。真選組で働いている為、反射神経が良い。



「おーっと、セーフぅ！！」

「セーフじゃない！！逃げろ近藤さん！！」

「え？」

「天魔外道皆仏性四魔三障成道来魔界仏界同如理一相平等…」



本来ならここで終わり、またジャンケンをする筈なのだが、怪しい何かを唱え続ける妙ちゃん。先程私に笑いかけてくれた人とは別人の様だ。

すると、ドゴ！！！！と鈍い音が辺りに響き、同時に
白目で倒れる近藤さん。



…ルール関係ねーじゃん。



そんな鬼と化した妙ちゃんを見て何人かが歯向かっていくも、凄まれて全員土下座で謝る。参加しなかった私も、仲間である万事屋も、皆で土下座。


最低限のルールを守るように伝え二回戦に入るが、もう始まっていた。戦うのは神楽ちゃんと総悟。動きがとても速く、ヘルメットを被ったままに見える。

＿＿否、被ったままであった。



「だからルール守れって言ってんだろーがァァ！！」



言い出しっぺである総悟がルールを無視しては話にならない。しかも、終いには殴り合いになっている。

ここは最後の二人に賭けるしかないと振り向けば、何故かその二人はベロンベロンに酔っていて。真剣で斬ってかわしてジャンケンポンにしようなんて言い出す始末。


…流石に付き合いきれない。


目の前の惨状に呆れ、定春君に癒されようと思い歩いて行くと、視界がぐらつく。少々飲みすぎたかもしれない……あれ、真っ暗で何も見えない。



「Aさんんん！！頭！！頭食べられちゃってますぅぅ！！」



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