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ルフの変化 ページ36

A『それはそうとアリババ、貴方武器化魔装までしかできないの?』




Aが尋ねるとアリババは核心を突かれたような顔をした





アリ「あぁ、何故かはわかんねぇんだけどよ」





A『んー、ちょっと見てもいい?』





そう言ってAはアリババの手を握って目を瞑った







その様子をアラジンとモルジアナは興味深そうに見つめていた






A『アリババ、身体の中に2つのルフが存在してるよ?アリババ自身白いルフを宿しているけれど、ほんの僅かに別のルフが混ざってる』






アラ「どういうことだい?」






A『本来1人に対して1つのルフしか普通の人なら共有不可なの。私やアラジンくんは別だけど。アリババ、それは早急に処置を考えた方がいいよ』






Aはアリババの片耳についている赤いピアスに視線を落とした






龍「鍛錬中に失礼します。」





A『あ、白龍と紅玉。話は終わったの?』






玉「あらぁAちゃんここにいたのねぇ。」





龍「シンドバッド王の命により御三方を探しておりました。3人の下について共に行動し、彼らから学べと。今日からよろしくお願いします。」





白龍は頭を下げた





その直後白龍はアリババに握手を求め若干の睨みを含んだ





アリ「...?」






玉「ちょっとぉバルバッドではお互い色々あったけど今はひとまず休戦するべきではなくって?」






アラ「そうだね。喧嘩しても何もならないしシンドバッドおじさんに迷惑をかけてしまうしね!」






玉「そうよぉ、あの時のことは水に流して仲良くしましょぉ」






ギリギリ





2人はとてつもない力で握手を交わした






アラ「痛いじゃないか!」





玉「そっちこそいたいじゃない!」





A『ちょちょ2人共!ケンカはなしでしょ!』






Aが止めに入った





アラ「Aお姉さん見ておくれよ!このお姉さんの爪が刺さって血が出てしまったよ!」





玉「私だって!アザができてしまったわぁ!」






A『はいはい、2人とも手を出して』






「「...?」」





Aが手をかざすと光が2人の手を覆い傷を治した






A『はい、もう終わり!喧嘩はなし!』






「「...はーぃ。」」






その間に白龍とアリババは何か話しをしていた事はAが知る由もない

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作者名:エテ | 作成日時:2019年2月10日 21時

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