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番外編-花言葉- ページ46

《Aside》


A『ただいま帰りました〜。』

若菜『おかえりAちゃん^^

まあまあ!随分たくさんのお花ね!』


私は朝から町のお花屋さんに行っていた。

コスモス、菊、彼岸花、金木犀、桔梗など秋の花ばかり。


若菜『あら?これってダリア?』

A『そうです。

白いダリアで今日はこのダリアをどうしてもリクオくんに。』

若菜『素敵ね〜あまり根気すぎないようにね^^』


若菜さんはそう言うと、台所へと戻って行った。

私も自分の部屋へ戻り、花たちを広げた。


雲母『おかえり。随分たくさんだね。』

A『うん。こっちは生け花用。

こっちは薬学用かな。まずは生け花からね。』


そう、私がどうしてこんなにお花を買って来たか。

それは生け花はリクオくんへの誕生日プレゼント。


もう一つは、薬学用に使える花を煎じるため。

薬学はいつでも出来るから、今日は生け花をする。

リクオくんにはいつも助けてもらっていて、まだ誕生日プレゼントをあげていなかった。

お花なんて少女趣味だけど、喜んでくれるかな。

_

__

___

A『…っふう。できた!』

雲母『うん。よく生けられてると思うぞ。』


A『うん!あとは…

地に根を張り、生を咲かせた花たち。

淑やかな、たおやかに、空蝉(うつせみ)の面影に残しておくれ…

方囲、定礎、結…!』


すると生け花の周りには、結界が張られた。

この結界は私が普段使っている結界とは違う。

例えば大切な書物などを傷ませないようにする為に使う結界。


これを使うことで、結界の中の物は傷みや劣化が圧倒的に遅くなる。

と、前に兄さんに教えてもらった。


私は早速生け花を持って、リクオくんの部屋へ行く。


リ『どうしたの?』

A『あのねリクオくん。

遅くなっちゃったけど、これ私からの誕生日プレゼント。受け取ってもらえる?』


リ『うわぁすごく綺麗!この白い花は?』

A『それはダリアで、白いダリアはリクオくんの誕生花なんだ。

それでね、白いダリアの花言葉はね…'感謝'なんだ。』


リ『っ!A…ありがとう^^』

A『っ//うん…っ//』


リクオくんは、お花を嬉しそうに見てくれている。

でもねリクオくん、一緒に生けてる桔梗の花。


桔梗の花言葉は、'永遠の愛'

いつかリクオくんにこの意味が分かる日が来るといいな。







ちょっとらぶですね♡

Aちゃんも、お花の知識は高いです!

お花好きとか可愛い女の子やなぁ〜

続編→←番外編-祖母、奴良組に来る-1



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作者名:りっちゃ | 作成日時:2020年5月28日 11時

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