【ぬら孫】最強の妖姫は総大将と知り合いだそうで。 (ページ10)

今日:2 hit、昨日:32 hit、合計:31,390 hit

第5話少女、迷子になるページ10

そんなこんなでいつの間にかじゅぎょうとかいう学問が終わりお昼時になった。

リクオ「…ごめん、カナちゃん、僕ちょっとトイレに行ってくるね」

カナ「うん！いってらっしゃい」

凛桜『…ん？』

ふと、そう言って出ていくリクオ。

どこに行くんじゃ？

心無しか足元がおぼついていなく、ふらふらとしている。

俺もついて行ってみるか…

凛桜『…すまない』

少し席を外すとそう子どもたちにいい、俺は孫について行くことにした。

＊＊＊＊＊＊＊

だかすぐに見失ってしまった。←

凛桜『……はて、ここはどこだ？』

俺はリクオの後をつけていたはずだったがいつの間にか外に出ていた。

さっきまで建物の中だったのだが…

「…～～っ！」

凛桜『……ん？』

どうしたものかと悩んでいると何やら近くで話し声が聞こえた。

しょうがない道案内を頼むとしようか。

そう思いながら近づくと徐々に聞こえてくる声。

.

.

つらら「…ど、どーするんですか若ッ」

リクオ「いったんお父さんかおじいちゃんに話してみるよ…」

近づくにつれ聞こえてきた聞きなれた話し声。

凛桜『……なんだ孫じゃないか』

リクオ、つらら「「っ！！！！？？？」」

これで探す手間が省けたな。

話しかけただけなのに何故か驚かれたのは心外だったがとりあえずは一安心することにした。

凛桜「……ん？」

ふと、リクオの横に少女が立っているのに気づく。

そして俺が近づくにつれ徐々に彼女の警戒心が強まっている。

リクオたちの目の前まで来るとギロりと睨みつける少女。

凛桜「くくっ…そう警戒するな“つらら”」

リクオ「！？」

つらら「！！？なぜ私の名前を…っ!!!??」

凛桜「ふむ。何故知っているのかと言われてもなぁ…雪麗にでも聞いてみな」

くくっとそう笑いながら話すと再び驚いた様子の雪女。

だが、警戒心はどうやら解けたみたいだった。

凛桜「…そんなことよりこんな所で何をしているんだ？逢瀬か？」

リクオ「なっ!!?////」

つらら「な、ななななななにを言っているのあなたは!!!???/////違うに決まっているでしょう!!!!???///」

凛桜「なんだ、ちがうのか」

つらら/リクオ「「当たり前でしょ!!?/だろ!!?」」

そんな顔で言われてもなと思いつつもこれ以上詮索しないことにした。