【ぬら孫】最強の妖姫は総大将と知り合いだそうで。 (ページ14)

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目の前にいる美しい女の人。

きっとこれが絶世の美女というのだろう。

リクオ｢……凛桜、さん？｣

凛桜｢ん？どうした？そんな間抜けな顔をして……あぁ、そうか。この姿は初めてか｣

まぁ、そんなことより早くおいでと手を広げる凛桜さん。

行けるわけないだろォ！！？と心の中でツッコミを入れ助けを求めて横にいるつららに視線を送る。

つらら｢…///｣ぽわ～

が、何故か顔を赤くしてぽけーとしたままその場にたっているつらら。

………。

つらら………。

誰も助けてくれないと悟った僕は肩をがくりと落とした。

リクオ｢！｣

すると、桜の香りに包まれる。

そしてふわりと暖かい温もりと柔らかい何かが僕の顔に…

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リクオ｢ッ!!!!!!?????///｣

いつの間にか抱きしめられているのだと気づくのに数秒。

リクオ｢ちょっ///凛桜さん！！？///｣

凛桜｢…やはり懐かしい匂いがする｣

リクオ｢え///｣

どういう意味なのか探ろうと思いちらりと顔を除くと優しく笑っているけどどこか寂しそうな顔の凛桜さん。

リクオ｢……凛桜さん？｣

凛桜｢…｣

名前を呼ぶが反応は返って来ない。

どうしてそんな表情をするのだろうか。

まるで今にも泣きそうで…＿＿＿＿

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首無｢………リクオ様？｣

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リクオ｢！？｣

聞きなれた声にはっと我に返り慌てて動かしていた手をおろす。

そしてばっと凛桜さんから離れた。

リクオ｢(…僕は今なにを…？凛桜さんの顔を触ろうとしていたのか…？？)｣

自分の行動に内心驚く。

首無｢リクオ様？声が聞こえたのですがどうされ…………ッ!!!?｣

凛桜｢…お前は…｣

リクオ｢…え、え？｣

回らない頭をどうにか働かせる。

どうやら様子を見に来た首無だったが凛桜さんを見た瞬間、2人とも何故かお互いを見つめたまま黙り込んだようだ。

え、なに

どういうこと…？？？

その様子を見てさらに混乱する僕だった。

リクオside 終