義兄弟来たる!! その4 ページ7
リオナ視点ー
今のこの状況…もう苦笑いしか出てこないな(^^;)
鴆兄はチカの天然っぷりに呆れ、コウちゃんと私、そしてお兄ちゃんも苦笑いを浮かべてる。
「まあ良いや。
つか2人ともそろそろ帰った方が良いんじゃねぇか?
もう日が暮れてきたぞ?」
鴆兄の言葉に外を見ると空はもう茜色に染まり始めていた。
「わっ、いけね!
そろそろ帰んねえと叱られる!
チカ、帰るぞ!」
「あ、うん分かったー!
じゃあリオナちゃんまたね!
鴆さんもまたお話しよ!」
「おう!」
「また明日ねー!」
「「お邪魔しましたー(^o^)」」
そう言って2人は帰って行った。
「んじゃ、本題に入りますか…。」
「どうせ継げって言いに来たんでしょ?
手っ取り早く言っちゃえば。」
私がそう言えば「分かってるじゃねぇか」と鴆兄は笑う。
だって一応来るの分かってたし。
「やめてよーwww
ボクらは継げないよー、人間だし」
「ついで言っちゃえば私女だし。」
ピキッ。
ん?
何の音?
「ふざけんじゃねぇ!!」
「「うわぁぁぁあ!!(゚Д゚;)」」
鴆兄が急に大声出したんで2人揃ってひっくり返った。
「聞いてるぞてめぇらよ!
てめえらがふぬけで誰一人賛同を得られず三代目を継げんでいるのを!!」
ふぬけ言うなっ!!(^^;)
「知ってたの?」
「当たり前だ!!
リオナはまだ分かるがお前はどういうことか説明してもらおうか!!」
「つかさ、知ってたんなら最初から言えば良かったじゃん。」
私の言葉を鴆兄は黙ってろと一刀両断。
なんか悲しいorz
「だ、だって妖怪の総大将が人間だったらおかしいでしょ?
だからボクが継ぐのは無理だよ!」
あーあ、トドメ刺しちゃった…。
「死ねぇぇぇい!!
このうつけ共がー!!」
えー!!(゚Д゚;)
なんで私まで巻き添えなんだよー!!
「鴆兄!
羽飛ばさないでー!!
死んじゃうから!!」
「丁度良いじゃねぇか(^言^)」
ちょっ、笑顔黒い!!(゚Д゚;)
そう思ってたら鴆兄の持病の発作が出たらしく、突然咳込み出した。
「わわっ!!
大丈夫鴆兄!?」
慌てて鴆兄に駆け寄るが近付いた瞬間。
「ごぼぉぉぉお!!」
見事吐血した鴆兄の血で血まみれになりましたorz
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紅姫 - 面白かったです。小説の続き早く読みたいです。 (2016年11月29日 10時) (レス) id: 00b831eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
リーブル(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2013年12月25日 16時) (レス) id: 3446e03fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴歌 | 作成日時:2013年10月10日 21時