第229話 ページ40
「し、しかしギィよ！こいつらは、魔王を侮辱『黙れよ』
私たちはクレイマンの言葉をさえぎり、やつに歩み寄る。
『私らが気に食わないっていうなら、これは私たちとお前の問題だろう？
さっきも言ったけど、私らは魔王なんてどうだっていい。
私は私たちが楽しく過ごせる国を作りたい。それだけなんだよ』
「それには人間の協力が不可欠だし、だから人間を守ると決めた。
それを邪魔するものは、人も魔王も正教会も全て等しく俺たちの敵だ。
お前のようにな、クレイマン！」
リムルがクレイマンを指さし、私が睨みつける。
会場には沈黙が流れた。
それを遮ったのは、またもやギィの発言だった。
「その通りだな、クレイマン。
お前も魔王なら、自分自身の力で以てそこの魔人を倒してみせよ。
そして…魔王を名乗るつもりはあるのか？」
そんなの、もう決まってる。
「ああ。既にジュラの大森林の盟主を引き受けているし」
『今の私たちは、人からすれば魔王と大差ないだろうからね』
「ならば良し。ちょうどここには見届け人が揃っている。
オレたちの前でクレイマンに勝てたのなら、魔王を名乗ることを許そう、リムル＝テンペスト」
リムルだけ？私は？
「Aの実力については、オレとレオンがよく分かっているからな」
『いやいや、そうもいかないだろ』
こういうのは形式が大事なんだよ形式が！
でもまぁ、クレイマンに勝って魔王に認められる、ってのはありがたい。
あいつを倒すだけで全てが解決するってことだからね。
「ふはははは、やれやれです。
自分の手を汚すのを嫌ったばかりに、余計に面倒なことになってしまった。
本当に失敗でした。策士策に溺れるとはこのことでしょう
────出番ですよ、ミリム」
クレイマンのその言葉に魔王たちが驚く。
ミリムはクレイマンの言葉に従うかのように、無表情のまま立ち上がった。
『お前さぁ、結局は他人だより？
しかも、さっき殴るまでしたミリムを巻き込むなんて』
「くだらんな。もちろん私も戦うさ。
ギィよ！文句はあるまいな？」
「構わない。ミリムが自分の意思でキミを手伝うというのなら、止めないとも」
『は！？』
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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね！ このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます！ (2022年5月19日 0時) (
レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか？ (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます！ 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…！ (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです？ (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか？ (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年10月10日 10時
