第227話 ページ38
そこに映し出されたのはカリュブディスへと変貌するヤムザ。
「ば、馬鹿なっ！」
続いて現れたのは仮面の道化。
フットマンとティア、だったか。
そして彼らの報告の中にある“あの方”
クレイマンの背後にまだ何者かがいる、ってのは確実だろうな。
《解。全ては繋がっていると推測されます》
リムルとヒナタを戦わせたそいつは、クレイマンすらも操っていたということか。
リムルが手をかざし、映像を止める。
「これが証拠ってもんだよ、クレイマン」
「こ、こんなものはデタラメだ！
魔法で作った偽の映像をハッタリに使うなど、程度の低いマネをするなよ、スライムがぁ！」
『はぁ？スライムとか関係あるか？
少なくともリムルはお前より強いぞ』
「はっ、ハッタリじゃねぇよ馬鹿。
お前の軍は潰したぞ？次はお前の番なんだよ」
私とリムルはクレイマンを睨みつける。
クレイマンは軽くひるんだが、懲りずに声を荒らげる。
「み、皆さま！騙されては駄目ですよ、この2人は、ハッタリを得意としているのです！
ヴェルドラの封印を解いてファルムス軍を滅ぼしておきながら、それを自分の力として誇示しているだけのこものですよ！！
Aという魔人も、ギィの加護を受けたことで調子に乗っているだけなのです！本人に魔王たる資格も強さもないのですよ！！
こんな奴らに栄光ある魔王を語らせるなど、言語道断でありましょう！」
クレイマンのその言葉に反応したのはギィだった。
「ほう？それはAに対するこのオレの目が節穴だったと、そう言いたいのか？クレイマン」
「な、いや、そういう訳ではないのですよ、ギィ。
私が言いたいのは…」
はぁ、こいつは私が思っていた以上の小物らしい。
『ギィ、こいつは私らの相手だ。だから、』
「ふっ、ああ、分かってるさ。オレは手出ししねぇよ」
私の言葉でギィが手を引いたことに、クレイマンはまた驚いているようだった。
「なぁクレイマンよ」
次にそう口を開いたのはダグリュール。
「貴様はさっき、カリオンとそこのA、リムルが共謀してファルムス王国を焚き付けた、と言っておっただろう。
ヴェルドラの復活が事実として、なぜそんな回りくどい真似をする必要があるのだ」
「そ、それはですね、い、いいでしょう、説明しようではありませんか」
まったく、支離滅裂な説明のせいでしどろもどろじゃないか。
考えなしか？
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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね！ このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます！ (2022年5月19日 0時) (
レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか？ (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます！ 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…！ (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです？ (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか？ (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年10月10日 10時
