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第224話 ページ35

そんなことを考えているうちにも、各魔王たちが揃いつつある。

お、今入ってきたのは魔王フレイか。

ん?あのうしろのライオンの覆面の男、まさか…

《解。おそらく…》

ああ。安心したな、無事そうだ。

あいつなりの考えがあるんだろうし、今は放置でいいかな。


「アンタがA=クリムゾン?」

『お前は…』


そう声をかけてきたのは、さっきまでラミリスに絡んでた…


「ディーノだ。堕天族(フォールン)の魔王」

『あぁ、サボり魔の』

「おいそれ誰に吹き込まれた」


ディーノは勘弁してくれ、とでも言いたげに眉間に皺を寄せる。

意外とフレンドリーなのかな、この人。


「……へぇ、キレイな魂してんね」

『? ありがとう…?』

「何その反応」

『いや、褒められてるのか分からなくて…』


自分の魂って見れないんだよね。

だからお世辞か本音か分からない。


「褒めてるよ。
なるほど、これならギィが惚れ込んでるのも分かるわ。
なぁ?ダグリュール」


彼はそう言って、席に腰かけているダグリュールに話を振る。

この2人が仲良い感じかな。


「我は他人の魂を見るのは得意ではないが…それでも感じる。
貴様の魂は強大だ。並大抵の魔物が持つそれではない」


へぇ。
ギィに、世界を超えるには限りなく強い魂がいる、って聞いたことはあったけど…

私の魂ってそんなに凄かったんだ。

てことはリムルの魂も凄いのかな?後でギィかヴェルにでも聞いてみようか。


「まぁ貴様のことはギィより以前から聞いておったしな。
正直、信用はしておるよ」

『そっか、ありがとうな』


彼らが味方についてくれるのなら、これほど心強いことは無い。


そんな時、最後に入ってきた1団があった。

私たちは会話を止めてそちらを見る。と、そこには…

ミリム!

良かった、とりあえずは元気そう、かな。

ということは、うしろのスカしたのが…


「さっさと歩け、このウスノロが!」

ドガッ


……は?

いま、なぐった、?ミリムを?


「皆さん、お待たせ致しました」


やつは気持ちが悪いほどの猫なで声で、挨拶を述べる。


クレイマン…私らの友達を殴った報い、絶対に支払わせてやる。

楽に死ねると思うなよ


自分の顔が怒りに歪むのが分かる。

私とリムルは抑えきれない怒りを、オーラとして溢れさせた。


「A様、落ち着いてください」

「主よ、怒りをお鎮めください」


ソウエイとランガに諌められ、私たちはなんとか冷静さを保つ。

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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね! このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます! (2022年5月19日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか? (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます! 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…! (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです? (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか? (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年10月10日 10時

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