第213話 ページ24
「ま、その前に国盗りが待ってるけどな…！」
『それに関しては大丈夫だろう。ディアブロも同行するしさ』
「そうだな。
ちゃちゃっと終わらせて、テンペストと国交結ぶとしますよ！」
『ふふ、期待してるよ。頑張ってね、ヨウム』
こうして私は、まだ見ぬ武器への期待に胸を膨らませたのだった。
───その日の夜
私はリムルの家へお邪魔していた。
ユーラザニアの民をどう守るかの相談だ。
「うーん、何か良い方法はないかなぁ…」
『安全な場所がねぇ…』
私たちが頭をひねっていると、
《案。住人たちを1箇所に転送して集める方が効率的です》
と、
『あぁ、なるほど！
確かに、転送するのは何も軍だけじゃなくて良いもんな！』
「そうだな！
さすが
どうやらリムルの方でも
『とにかく、民たちを先にここに連れてきたら良いんだ』
「よし、すぐに準備しよう！」
私たちはゲルドたちに命じて大急ぎで受け入れ態勢を整え、早速新しい術式を活用し、ユーラザニアの民たちを次々にテンペストへと送り込んだ。
リムルも全く同じ原理の術式を開発していた(
リムルの方にはフォビオが、私の方にはスフィアが付き添ってくれたので、住民たちは私たちの話をすんなりと受け入れ、作業はスムーズに進んだ。
結局、休む間もなく転送し続け…
朝までに、ユーラザニアに残っていた全員の転送が完了したのである。
『ふぅ、終わったな。
大丈夫？スフィア』
「お、おう…問題ないぜ…」
あらま、こりゃかなり疲れきってるな…
スフィアはフラフラとして、立っているのもやっとのようだ。寝不足かな。
「A様こそ、こんな大規模な転送魔法を連発して大丈夫なんですか？」
『ん？あぁ、全くもって大丈夫だな。
まだピンピンしてるよ』
「さすがですね…」
なんか軽く引かれてるような気がするんだけど…うん、気のせいだろ。多分。
『さて、休んでいる暇は無いよ！
お前たちにはまだやることがあるからね！』
「！おう！！」
そう、クレイマンの軍勢との…戦いが待っているのである。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 772人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「転生したらスライムだった件」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね！ このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます！ (2022年5月19日 0時) (
レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか？ (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます！ 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…！ (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです？ (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか？ (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぬこ | 作成日時：2021年10月10日 10時
