第218話 ページ29
「では、仕上げてしまいましょう!」
「A様、まだもう少し動かないでくださいね」
こうして、私たちの衣装を含めたワルプルギスへ向けての準備は、着々と進められたのである。
そして数分後────
私たちの衣装が完成した。
デザインは同じだが、私の方はワガママを通して赤いラインを加えてもらった。
「まぁ!良くお似合いですわ!」
「えぇ、やはりA様は何を着てもお美しいですね」
またソウエイは歯の浮くようなセリフを淡々と…
「はい!とても素敵です!」
「我が主のお美しさに勝るものなどありませぬ!」
シオンとアクトもめちゃめちゃテンション上がってる…
「そ、そうか…!?」
『あんまり言われるとさすがに照れるね…
シュナも、とてもよく似合ってるよ』
「ありがとうございます!」
そう、シュナも今回の出陣に向けて新しい巫女服を着用していた。
これがまた可愛いんだよ!
クレイマン軍の奴ら、これに惚れて大人しく従ってくれたりしないかな…
いやでもシュナに惚れられるのは困る…
半端なやつに姫様を渡してなんかたまるか。
「それでは、私も行ってまいります」
『シュナ、身の危険を感じたらすぐに逃げるんだよ』
「心配はご無用ですよ、A様!」
うーん、身の危険ってのはそういう意味じゃないんだけど…
ま、やばくなったら逃げるって点では間違ってないし良いか。
「シュナ様!クレイマンの手下のヤツらをボコボコにしてきてください!」
「「我らの分まで!」」
「はい!」
そして、シュナとソーカ、その配下4人は、影移動と転移魔法にてハクロウのもとへと向かった。
私とリムルはそれを見届け、集まっている面々…私の執務室でくつろいでいる彼らを見る。
もうすぐ迎えが来る時間だってのに…
ヴェルドラとラミリスは漫画読んでるし、トレイニーさんたちはそれを微笑みながら見てるし。
この緊張感の無さよ。
「なぁ、魔王ってのは10人居るんだろ?
ミリムにラミリス、レオン、カリオン、フレイ、クレイマン…
あと4人はどんなやつなんだ?」
リムルのその質問にヴェルドラが答える。
「我は小物には興味が無いのだ。
だが、2000年ほど前に
「女魔王?」
「洒落のわからんやつだったぞ。
奴らの都を燃やしたらマジギレしてな」
いや、そりゃ誰だって怒るわ!
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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね! このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます! (2022年5月19日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか? (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます! 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…! (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです? (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか? (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年10月10日 10時