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第173話 ページ32

「ところで、ヴェルドラ様のそのお姿は?」

「これはリムルが用意してくれた体だ!どうだ?かっこいいだろう!?」

「はい。とてもかっこいいです!」

「そうであろうそうであろう?くぁーっはっはっは!」


「納得ですぞ!リムル様が姿をお見せくださったのは、ちょうどヴェルドラ様が消えた頃でした!」

「秘密にしていたんだ。ヴェルドラを解放できるまで、百年以上かかると思ってたし。」

『このことが広がると、誰に狙われるか分からんしね。』

「確かに。」

「Aには早々に話したけどなー。」

「…はて、A様はいつご友人に?」

『ああ、さっき。』

「さっき!?」


リグルドの口が塞がらないようだがまぁ良いだろ。


「リムル様、A様!宴の準備が整っています!」


おお!シュナの手腕は流石だな。


「『ああ!』」



私たちは広場に設置された壇上に登る。


「みんな!色々大変なことがあったが、今日は全部忘れて食べて、飲んで、楽しんでくれ!」

『みんなは命の恩人だ。心から感謝している。
互いに生きていることを喜ぼう!』

「「「「おぉー!!」」」」


その夜は、祭りのようなどんちゃん騒ぎが繰り広げられた。

復活を祝い、全員無事生きていることを喜びあったのだ。


そんな中、何故か私はベニマル、リムルと一緒に机に並んで座っている。

そして目の前には鼻歌を歌うシオンと禍々しい湯気(?)が立ち上る鍋…


「もうすぐ出来上がります!」


もう部屋帰りたい!!


『なんで私まで…!(コソッ』


そう、事の発端はリムルの魔王への進化の直後。

私の一足先に意識を取り戻したリムルは、魔王になった後も理性が残っているか、を試したらしく…

なんとその時、ベニマルが決めた合言葉が「シオンの料理はクソまずい」だったんだと。馬鹿か。

それを聞いたシオンがベニマルに料理を食べさせる、という話だったんだが…

リムルはともかく私は関係ないだろ!


「一緒にシオンの料理を味わってあげてくれ…!(コソッ」

「巻き込むなよ!(コソッ」

「き、奇跡的に美味しいかもしれないじゃないですか…(コソッ」

『奇跡がそんな簡単に起きてたまるか…!(コソッ』

「お待たせしました!」

「「『(ビクッ)』」」

「どうぞ!!」


これは…なんだ…?

完全に得体の知れないものなんだが、1つ言えるのは…絶対に生き物が食べていいもんじゃない!

え、今湯気(?)に当たった虫が死んだんだけど…

これほんとに大丈夫?命危なくない?

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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時

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